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背景
?SNS を中心とするフィルターバブル、エコーチェンバー
?SNS の規制 vs. 開放
?フェイク情報の削除 vs. なにがフェイクか?… .
→ 個人が広く視点が持つことが重要 … だがむずかしい
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既存研究 (1) :フィルターバブル、エコーチェンバー
? Conover et al. (Indiana Univ.
2011, AAAI Conf.): Political
Polarization on Twitter
? 2010 年の米国中間選挙前 6 週間
の 25 万ツイートを可視化
? リツイート:
同一党派のクラスタが明確に分
かれる
? メンション:
一つの大きな集団
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リツイート メンション
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既存研究 (2) :ユーザの意識を育てる
?Opinion Space (UC Berkeley, CHI
2010)
?参加者は既存トピックに対する自
分の見解をスライダーで選択
→ 主成分分析によりマップ化
→ 他の意見への意思表明やコメン
トを促す仕組み
?米国国務省が一般市民意見の収集
にも利用( 2010 )
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既存研究 (3) :ポジネガ両方の閲覧を促す
?Jasim et al. (UMass Amherst, CHI
2022): Supporting Serendipitous
Discovery …
?商品レビューのポジティブ?ネガ
ティブコメントをどれくらい網羅
して閲覧しているかを可視化
?ポジネガをバランスよく閲覧する
ことで、商品選択結果への自信が
上がる
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既存研究 (4) :意外性をもつ情報の提供
?Grace et al. (Univ. of Sydney, CHI
2022): Q-chef: The impact of
surprise-soliciting system on
food…
?食事や食材の好みを事前収集し
たうえで「好みそうなもの」と
「驚きをもたらしそうなもの」
を提示
?食事は宗教?信条?幼少期体験
なども影響するので複雑
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既存研究 (5) :パーソナライズと一般性のバランス
?T. Kamba: An Interactive
Personalized Newspaper on the
Web (WWW Conf. 1995)
?記事閲覧にもとづき自動パーソナ
ライズするニュース
?「個人の興味」と「コミュニティ
の興味」の割合をスライダーで調
整可能
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本研究の試み:
?SNS 閲覧における、同一トピックに対するさまざまな視
点の提示
■ 一般に、賛否表明やシェアは容易だが、視点に気づくことはむず
かしい
?そのためのユーザインタフェースは?
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ユーザインタフェース
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LLM が切り出した軸
マップ上の選択と
リスト表示は連動