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Mar 8, 2025
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四万十町で実施される地域ビジネススタートアッププログラムの第6回のビジュアルレポート
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1.会社概要 QYResearch(QYリサーチ)は2007年に創業し、市場調査レポート、リサーチレポート、F/S、委託調査、IPOコンサルティング、事業計画書の作成など、さまざまなビジネスサポートサービスを提供しています。お客様のビジネスの成長を支援するため、米国、日本、韓国、中国、ドイツ、インド、スイスに拠点を構え、160カ国以上、6万社を超える企業に情報を提供しています。特に日本においては、競合分析や業界分析、市場規模の分析など、多くの企業から高い評価を得ています。 QYResearchは、独自のデータ収集手法を駆使し、グローバル規模で市場調査を行います。リサーチは、一次調査(インタビュー、アンケート調査、企業訪問など)と二次調査(既存のレポートやデータベースを利用した調査)を組み合わせて行うため、非常に高い精度を誇ります。また、企業向けのカスタマイズされたリサーチサービスも提供しており、業界特有のニーズやクライアントの要求に応じたレポート作成も行っています。当社は、企業の成長戦略の支援に加えて、市場のリスク分析や投資の意思決定に役立つデータ提供を行い、ビジネスの競争優位性を高めるための有益な情報を提供します。そのため、QYResearchは世界中の多くの企業や投資家から信頼を得ており、長年にわたり多くの成功事例を生み出しています。 2.サービスの概要 QYResearchは、市場調査、業界分析、競合分析、予測データの提供を通じて企業や投資家に深いインサイトを提供する調査機関です。以下では、QYResearchのサービスについて、競合分析、業界分析、市場規模の評価、カスタマイズされた情報提供、業界の現状把握、影響要因の特定、予測データの提供などの観点から詳細にまとめます。 (1)競合分析: 競合分析では、各企業の市場シェア、成長戦略、財務状況、製品のポジショニング、戦略的提携などを評価します。当社は市場内で競争している企業がどのようにパフォーマンスを向上させているのか、または新たな参入者が市場にどのように影響を与えているのかを分析し、競争環境を理解するために役立つ情報を提供します。これにより、企業は自社の戦略を最適化し、市場での競争優位性を獲得することが可能になります。 (2)業界分析: 業界分析レポートは、業界が直面している課題や機会を明確にし、企業がどのようにして市場内でポジションを確立するかを示唆します。業界の成長動向、競争の激化、顧客のニーズの変化などを分析することにより、当社は企業が長期的な戦略を立案する際に有用な洞察を提供します。また、業界分析を通じて、市場の規模や成長率、主要なプレーヤーの動向などを把握することができます。 (3)市場規模の評価: 市場規模の評価は、企業が進出しようとする市場の大きさや成長性を理解するための基本的なステップです。当社は過去のデータや現在の市場動向を基に、未来の市場規模を予測します。この情報は、新たなビジネスの立ち上げや投資判断に不可欠です。市場規模の評価においては、地域ごとの細分化や業界ごとの異なるダイナミクスも考慮され、細かいニーズに対応した精緻な予測が提供されます。 (4)カスタマイズされた情報提供: 各企業や業界ごとに異なる要求があるため、標準的なレポートだけでなく、特定のニーズに応じたカスタマイズされた分析や調査レポートを提供します。企業が特定の市場で競争力を高めるための情報や戦略を求める際に、当社はその業界の深い知識とデータをもとに、個別の状況に最適化されたレポートを作成します。これにより、企業はより精緻な市場戦略を立案でき、他社と差別化を図ることができます。 (5)業界の現状把握: 特定の業界や市場の現状を把握するための詳細な分析を行います。これには、業界の成長見通し、技術的な進歩、主要プレイヤーの活動、規制環境、供給?需要の動向などが含まれます。業界の現状を把握することで、企業は競争環境を理解し、市場での地位を強化するための戦略を練ることができます。 (6)影響要因の特定: 経済的要因、政治的要因、技術的進展、消費者行動、社会的変化、環境問題など、さまざまな要因が市場に影響を与えることがあります。当社はこれらの要因を詳細に分析し、企業がそれらをどのように活用または克服するかについての戦略的アドバイスを提供します。影響要因の特定は、企業がリスクを管理し、チャンスを最大化するために不可欠です。 (7)予測データの提供: 過去のデータや現在の市場トレンドを基に、未来の市場動向や市場規模を予測します。これにより、企業は将来的な市場の変化に先駆けて準備を整えることができます。 3.高度なデータ分析と予測モデル QYResearchの市場調査は、高度なデータ分析と予測モデルに基づいています。これらのモデルは、過去のデータに基づいて未来の市場動向を予測するために設計されており、企業が未来の市場変動に備えるための重要なツールとして機能します。予測モデルは、さまざまな変数を考慮して市場の動向を解析し、企業が最適な意思決定を行うための洞察を提供します。 QYResearchの分析には、統計学的手法や機械学習アルゴリズムが駆使され、データの正確性と精度を確保しています。これにより、企業は自社の成長を加速させるために必要な情報を得ることができます。データ分析の結果として、企業は競争力のある市場で戦略を適切に調整し、リスクを最小化するための予測を立てることができます。このアプローチにより、当社はクライアントに対して非常に高い価値を提供しており、企業の戦略的意思決定をサポートしています。 4.競争戦略の最適化と差別化要因 競争優位性を確保するために、QYResearchは市場分析と競争環境の詳細な把握に基づいて、クライアントの競争戦略を最適化します。競争戦略の最適化は、企業が市場での地位を強化し、収益性を向上させるために重要なプロセスです。QYResearchの分析により、クライアントは自社の強みを最大限に活用し、競合他社との差別化要因を明確にすることができます。差別化要因には、製品の品質、価格戦略、顧客サービスのレベル、技術革新などがあり、これらの要素を正確に把握することが、競争優位を築くために不可欠です。QYResearchは、市場の動向や競争相手の戦略を深く分析し、企業にとって最適な戦略を提案することに力を入れています。
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FUSIONDRIVER, INC.
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生成AIの導入で大きく業務効率化を進められる可能性があります。先進的な米国の事例を紹介しながら、そのメリットを解説します。 本件のウエブサイト /slideshow/ai-fusiondriver-inc/276172676 FUSIONDRIVER, INC. ホームページ https://www.fusiondriver.biz/index.html 米国オフィス 830 Stewart Drive, Suite 277, Sunnyvale, CA 94085, USA 担当; 徳田 浩司 電話 日本 050-5534-1114 (国内電話で通じます) E-mail: info@fusiondriver.biz
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【チの共有】スタートアップの知財戦略, #スタートアップ, #知財戦略, #拡張知財
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kimotodaisuke16
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以下は、「スタートアップの知財戦略」の要約です。(約3000文字) --- 本資料は、スタートアップが知的財産(知財)戦略を策定する際に考慮すべき特有の事情とロジックを解説したものである。スタートアップの知財戦略は、大企業のそれとは異なる前提や条件を持つため、その戦略設計には特殊性が求められる。 **背景と問題意識** スタートアップが抱える特有の事情として、資金や人材などのリソース不足、頻繁な事業ピボット、急速な組織変更、技術の陳腐化速度の速さなどがある。そのため、大企業が実施している知財戦略を単純に模倣しても成功しないことが強調されている。知財戦略の策定においては、こうしたスタートアップ特有の背景を踏まえた柔軟な思考が必要となる。 **戦略の定義** 戦略とは一般的に、「リソース(予算や人材)の配分とシナリオ(目的地への筋書)」である。スタートアップにおいては、リソース(兵站)が極めて限られているため、兵站(資金調達)の重要性が大企業よりも増す。特にスタートアップでは、知財の先願主義よりも「先調達主義」、つまり資金調達を戦略に織り込む視点が不可欠である。 **知財戦略の本質** 本資料での「知財」は広義の意味(拡張知財)であり、無形資産全般を指す。ここには特許権などの法定知財に加え、MVV(ミッション?ビジョン?バリュー)、人事、広報、ブランド、契約といった非法定知財も含まれる。よって知財戦略は「無形資産のリソース配分とシナリオ」として理解されるべきである。 **特許投資の性質** 特許投資はスタートアップにおいても重要であるが、特許出願から登録までには複数回の手続きがあり、国内出願だけでも約100万円、外国出願も考慮すれば数百万円という多額の費用が必要になる。これらは一括投資ではなく段階的に発生し、ランニングコストとして重くのしかかることから、資金繰りが不安定なスタートアップにとっては慎重なリソース配分が求められる。 **経営戦略との関係** 知財戦略は単体で成立するものではなく、経営戦略の一部として位置付けられる。経営戦略が企業全体のリソース配分を決定するものである以上、知財予算の絶対額や配分も経営戦略との整合性が不可欠である。スタートアップにおいては、独立性の高い知財部門を早期に形成すると、短期的な投資効果が見えにくいために「絵に描いた餅」となりやすい。したがって、一定規模になるまでは、知財予算は経営が直接管理するのが望ましい。 また、知財戦略を「拡張知財」として捉えると、その戦略設計は経営戦略並みの視座が必要となる。これは、拡張知財が企業のほぼすべての部門で生成される無形資産を対象とするからである。 **スタートアップの知財戦略のロジック(FIT)** スタートアップの知財戦略には、以下の3つの特徴(FIT)がある。 - **柔軟性(Flexibility)** 知財は投資効果の発動までに時間がかかるため、短期的な事業方針の変化に影響されにくく、逆に予算の柔軟な再配分(削減など)を容易に行える。 - **干渉性(Interference)** 拡張知財は企業内のほぼすべての部門に干渉し影響を与える。そのため、知財部は企業全体の情報を集約し、経営のリソース配分に関与する役割を担うことが求められる。 - **変容性(Transformation)** 企業の成長ステージ(シード期、アーリー期、ミドル期、レイター期など)に応じて知財の目的や戦略も変化する。シード期は技術力の認知を目的としたコア特許の出願、成長期は参入障壁構築、成熟期は巨大な特許ポートフォリオによるクロスライセンスの準備が必要となる。 **具体的な戦略イメージ** 例えば、初期のプロトタイプ段階ではコアとなる技術を1件の特許で押さえ、技術的な認知を得る。その後のシリーズAなどの資金調達後は参入障壁を築くために特許ポートフォリオを拡充し、最終的には市場シェアを維持するためにクロスライセンスに耐えるだけの知財資産を形成する、というのが理想的なステージに合わせた知財戦略の変容である。 **まとめと残論点** 知財戦略はスタートアップにおいて、経営戦略と一体であり、柔軟かつ企業全体に干渉的で変容可能な戦略として捉えられるべきである。リソースが限られるスタートアップでは、知財への投資が他部門のリソースを圧迫するため、全体最適の視点が不可欠である。 さらに、知財戦略の具体的手法(特許戦略、オープン?クローズ戦略)や非法定知財(契約、人事、広報、研究開発)との融合に関しては別途検討が必要とされている。今後、これらの各論についての検討を深めることが求められる。 --- 以上のように、スタートアップの知財戦略は、限定的なリソースを最大限に活用しつつ、企業の成長段階に柔軟に適応する包括的な戦略として理解し実践されるべきである。
kintone cafe kanagawa Vol.18 備蓄品管理アプリを作ってみた
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takashihashimoto14
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FUSIONDRIVER, INC.による経営視点×AI 6ヶ月パッケージのご案内:短期集中型AIコンサルティング
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FUSIONDRIVER, INC.
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蚕驰搁别蝉别补谤肠丑(蚕驰リサーチ):竞合分析と业界洞察を基にした戦略的アドバイスで竞争力を强化
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jasmine317648
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生成AI導入で業務効率化を実現 - 米国成功事例に学ぶメリット FUSIONDRIVER, INC.
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【チの共有】スタートアップの知財戦略, #スタートアップ, #知財戦略, #拡張知財
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kimotodaisuke16
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2024年12月 2024年度 地域ビジネススタートアッププログラムin四万十町 Day6 ビジュアルレポート 高知大学 地域協働学部 コミュニティデザイン研究室
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Jun SUTO All Rights Reserved. 構成 1.プログラム概要??????????????????????????????????????????p. 2 2.デモデイ振り返り ? ?????????????????????????????????????p.13 3.キーノートスピーチ:町田美紀氏(株式会社VISIONECT) ??????????????????????p.15 4.インプット:地域ブランディング&ストーリー設計 ?????????????????????????p.21 5.ワーク:商品/サービス設計シート?ポジショニングマップの作成 ??????????????????p.28 6.ワーク:地域経済循環を意識する ?????????????????????????????????p.31 7.インプット:地域プロモーションの重要性 ?????????????????????????????p.34 8.インプット:新規顧客獲得よりもLTVを高めることの重要性 ?????????????????????p.37 9. 実施風景 ???????????????????????????????????????????p.42 ①ワーク:デモデイ振り返りワーク ②キーノート:町田氏の講演の様子 ③インプット ④ワーク:ポジショニングマップの作成 ⑤ワーク:ステークホルダーマップの作成 付録 1
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Jun SUTO All Rights Reserved. 1.プログラム概要
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Jun SUTO All Rights Reserved. プログラム概要 ? 名称: 地域ビジネススタートアッププログラム in四万十町 ? 回数: 全9回 -6回目以降は、モチベーションとアクションの状況を踏まえて選定予定 ? 期間: 2024年6月22日?2025年3月16日 ? 主催?運営: 主催:四万十町 運営:高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室(須藤順研究室) 3
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Jun SUTO All Rights Reserved. スケジュール 4 講座回 実施概要 第1回 6/22:地域ビジネス概論&当事者意識の掘り起こし(自分のWill/Why&事業のWhy) 第2回 7/27:顧客の抱える課題を見つけるための観察?リサーチの方法 第3回 9/1:アイデアの生み出し方&コンセプトの作り方 第4回 10/5:試作品?モデルの制作&検証方法 第5回 11/9:デモデイ(アイデア発表?体験イベント) 第6回 12/14 :地域プロモーション&ファンマーケティングの考え方 第7回 1/11 :ビジネスモデル(リーンキャンバス)の設計&ビジネスプランの作り方 第8回 2/1 :ストーリーテリング&クラウドファンディング(資金調達&テストマーケティング)の進め方 第9回 3/16 :最終報告会
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Jun SUTO All Rights Reserved. プログラム構造 5 受講生同士が 気づきを深める ゲスト&講師からの インプット アクションの 繰り返し 近況&アクションの共有 アクションの結果やそこでの 学び、事業アイデア自体のブ ラッシュアップを目的に、受 講生同士が対話を繰り返し、 相互に支え合う関係づくりを 行います。 経験談&手法の習得 地域ビジネスの経験豊富なゲ ストの経験談に加え、地域ビ ジネスを形にするための基本 的な手法をワークショップ形 式で学びます。 アクションを通じて学ぶ 頭で考えるのではなく、とに かく小さくアクション(行動 )を行い、そこから学びや気 づきをフィードバックしてい きます。 ダイアログ インプット アクション
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Copyright ? 2024
Jun SUTO All Rights Reserved. プログラムポイント 6 ①自分らしい地域ビジネスの構築 ②経験豊富なメンター陣によるサポート ③アイデア創造からビジネスモデル構築まで一貫サポート ④学び合う?支え合うコミュニティの形成 ⑤学生による伴走型サポート
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Jun SUTO All Rights Reserved. 自分の強みや得意なこと、 好きを活かしながら、 自分が心からやりたいと思える 事業を創り出していく 自分?身の回りの人を幸せにする事業創り プログラムゴール 7
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Jun SUTO All Rights Reserved. ゲスト&メンター 8 守時 健さん 株式会社パンクチュアル 代表取締役 鷲谷 恭子さん 株式会社ケイリーパートナーズ 代表取締役/2hours 代表 町田 美紀さん 株式会社VISIONECT 代表取締役 / 株式会社and. 取締役 丑田 俊輔さん シェアビレッジ株式会社 / ハバタク株式会社 代表取締役 浅野 聡子さん 株式会社StoryCrew 代表取締役共同経営者 瀬戸口 信也さん 合同会社 高知カンパーニュブルワリー 代表取締役 須子 善彦さん マイプロジェクト株式会社 代表取締役 原 亮さん エイチタス株式会社 代表取締役
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Jun SUTO All Rights Reserved. 学生メンター 9 柳原 伊吹 高知大学大学院 総合人間自然科 学研究科 地域協働学専攻 2年 西上 一成 高知大学大学院 総合人間自然科 学研究科 地域協働学専攻 1年 杉田珠夢 高知大学 地域協働学部 地域協働学科 4年 田村 敢 高知大学 地域協働学部 地域協働学科 4年 奈良 可南子 高知大学 地域協働学部 地域協働学科 3年 小池 乙歌 高知大学 人文社会科学部 人文社会科学科 2年 竹中 楓 高知大学 地域協働学部 地域協働学科 1年
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Jun SUTO All Rights Reserved. 支援内容 10 ①個別メンタリング/集団メンタリング 活動を進める中での悩みや不安、事業化に向けての課題、事業内容について経験豊富なメンター陣からのサポート が受けられます。 ②プレゼンテーション機会の提供 プログラム内はもちろん、様々なプレゼンテーション機会を提供し、自らのアイデアへのフィードバックや協力者 集めの機会を提供します。 ③地域との関係づくりに向けたコーディネート支援 事業化に向けて地域内の事業者や関係部署を紹介し、事業の現実に向けたコーディネートを行います。 ④活動サポート 高知大学コミュニティデザイン研究室所属の学生が受講生の取り組みをサポートします。 ⑤試作品?モデルの実証実験経費の一部補助 試作品の開発や実証実験に係る経費の一部を補助します。 ⑥オリジナルテキスト『地域ビジネススタートガイドブック』の提供 地域ビジネスに取り組む際に必要となる視点や考え方、アイデアを形にするための各種フレームワークをまとめた オリジナルテキストを無料で提供します。
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Jun SUTO All Rights Reserved. 大切にしてほしいこと=講座全体を通してのルール 11 ①安心?安全の場をみんなで創ろう ②ありのままの自分を素直に出そう ③仲間?プロジェクトを評価しない ④プロジェクトは変わってOK! ⑤お互いが最大の応援者になる
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Jun SUTO All Rights Reserved. Day6の目標?ゴール 12 地域からの支援と 顧客開発ができている
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Jun SUTO All Rights Reserved. 2. デモデイ振り返り
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Jun SUTO All Rights Reserved. ワーク:デモデイ振り返り ? 目的?ねらい デモデイを振り返り、ピッチと顧客へのヒアリングを通じて得られたことなどを振り返り、事業を実現するための 修正点やアクションについて整理を行う。 ? ワークプロセス?時間 Step? 受講生と学生でペアを組む Step? お題に基づいて振り返る(10min) -アイデアについて確認できたこと -修正が必要だと感じたこと -次にしなければならないこと 14
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Jun SUTO All Rights Reserved. 3.キーノートスピーチ:町田美紀氏(株式会社VISIONECT)
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Jun SUTO All Rights Reserved. キーノートスピーチ:町田美紀氏(株式会社 VISIONECT 代表取締役) 16 ? プロフィール 株式会社 VISIONECT 代表取締役/株式会社and. 取締役 町田美紀さま 高知県高知市出身。デザイナーとして26歳で独立、33歳で出産、36歳で高知へUターン。さまざまな業界でのブラ ンド立ち上げの経験とデザイン思考を軸に、ゼロイチからの事業創出、伴走型支援を得意としている。2023年、食に 特化した課題を希望へと価値変換することをミッションに、 多様な働き方 を支援する「株式会社VISIONECT」を設 立。食の世界ではたらく人と地域をつなぐ「プラット フォームサービス」の実現を目指し「and.CHEF」を同時に立 ち上げ活動中。
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Jun SUTO All Rights Reserved. 17 ①今の活動に至るまでのストーリー 町田氏は、現在株式会社VISIONECTの代表取締役を務めている 。高知県高知市出身で、2007年に東京でデザインと建築関連の会 社を東京都で設立するも、2011年の東日本大震災を機に、高知県 にUターンし、現在に至る。 まず取り組んだのが、県内の人とのつながりを作ることを目的 として始めたひろめ市場でのバル事業が食に関する事業を始める きっかけとなったという。その後、2015年に「高知おせっかい協 会」に参加し、クルーズ船の観光客に対するボランティア活動を 始めるなど、地域での活動の幅を広げていった。 そして、2016年、and messageの事業を設立し、2019年には、 想いを持った食の生産者さんのインタビューを掲載した食材付き の雑誌「こうち食べる通信」の発行をスタートした。 2020年には黒潮町の古民家を譲り受け、「黒潮の家」という宿 泊施設のプロデュース事業、2022年には、はりまや橋商店街に「 STUDIO Brew」を立ち上げるなど高知県内外での活動を展開して いる。 2023年には「株式会社VISIONECT」を立ち上げ、「クリエイテ ィブ×食のワンストップサービス」を軸にした事業を仕掛けてい る。この事業では、想いを大切にしながら、地方の生産者さんと レストランのシェフをつなぐプラットフォームの形成を目指して いるという。 キーノートスピーチ:町田美紀氏(株式会社 VISIONECT 代表取締役)
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Jun SUTO All Rights Reserved. 18 ②STUDIO Brew設立と活動について はりまや橋商店街の古民家の活用について家主さんか相談を受 けた町田氏は、当初は明確なコンセプトがないことや、間取りの 面などで活用方法に頭を悩ませたといいます。 試験的に実施したイベントで使用されたお客さんの声を聞いて いくなかで、シェアキッチンとしての利用へのニーズが多いこと を発見し、「誰もが主役になれるキッチンスタジオ」というコン セプトが生まれたそうです。 ここでの活動が急激に加速したきっかけは、「熱狂的ファン」 の存在であったといいます。試運転期間中に、チャレンジキッチ ンとして間借りをしていたシェフがSTUDIO Brewがきっかけで活 動の幅が広がったことで、他のシェフからも注目が集まり、熱狂 的なファンが増えていくことになります。 そして、2023年には、高知県内の遠方地域にあるレストランが STUDIO Brewで1日出張営業を開始。人気レストランということ もあり、予約がすぐ埋まり、売上も良かったことから、様々なレ ストランが繰り返し出店してくれるようになったいきました。 STUDIO Brewは他のキッチンスタジオとの差別化を図り、圧倒 的備品数や、他のシェフ、全国各地とのつながりを強みとして事 業を形作ったことが現在の独自のポジショニングを獲得した要因 だと話されます。 キーノートスピーチ:町田美紀氏(株式会社 VISIONECT 代表取締役)
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Jun SUTO All Rights Reserved. 19 ③熱狂的ファンの存在とファンコミュニティ 熱狂的なファンが生まれたストーリーの1つとして、町田氏から は東京のシェフとのエピソードが共有されました。 東京からシェフを呼んだ際、そのシェフのファンがわざわざ高 知まで来られたことがあったそうです。また、そのファンの友達 がSTUDIO Brewの存在を知り、高知まで足を運ばれたことで、徐 々にファンの輪が広がり、STUDIO Brewに多くのファンが生まれ るきっかけになったといいます。 こうした活動が徐々に理解され、商店街の方々が声を掛けてく れるようになり、困りごとも解決してくれる場所となったことも 成功の要因となったのではないかと語ります。 また、STUDIO Brew の事業から、「FAB」という生産者の想い ?シェフの想いを大切にしていく、ファンコミュニティから生ま れる事業が生まれたといいます。 FABでは、都市部で活動するシェフが、地方の食材を使いたく ても人脈がないという問題を解決するビジネスで、新鮮な食材を 手に入れることができ、お店の満足度が向上し、生産者は新たな 流通先が増えるというメリットがあると述べられた。 また、実際にシェフが生産地に直接足を運ぶことで生産者?シ ェフ双方の想いを共有され、そこから新たなファンコミュニティ が創出されるとされ、ファンがいるからこそ、事業を継続するこ とができると町田氏は語られました。 キーノートスピーチ:町田美紀氏(株式会社 VISIONECT 代表取締役)
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Jun SUTO All Rights Reserved. 20 ④Q&A キーノートスピーチ終了後は、質疑応答が行われた。 Q:なぜBrewのキッチンのシェフをオーディション形式 で募集していったのか。 A:緊張感をもって望めるから。全身全霊で向き合って ほしいという理由。腕があるのに知名度がないシェフ を引き出してあげるため。挑戦の場所として作った。 Q:小さな農家たちから商品を買っていたら最終的に無 くなってしまうかもしれないが、そこのゴール設定は あるのか。 A:全国各地で抱えている問題。全国で協力したい。他の 地域との連携で、全国各地から特色ある野菜などが手に 入るように広げていくことがゴールになっている。 Q:なぜ食に関する事業を始めたのか。 A:娘の誕生を機に、食に気を遣うようになった。自分の 地元には良い食材があるのに、PRがうまくいっていない 現状で、支援する仕組みを作りたいというのが事業が始 まったきっかけ。 キーノートスピーチ:町田美紀氏(株式会社 VISIONECT 代表取締役)
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Jun SUTO All Rights Reserved. 4.地域ブランディング&ストーリー設計
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Jun SUTO All Rights Reserved. 売れる商品/サービスに欠かせない観点 地域商品を作る上では、①消費者目線を持つこと、②自分の(地域、組織)を知っているかの2つを意識する必要が ある。つまり、顧客と自分(自社)、両方について正確にかつ詳細に知っていることが地域資源を活用した商品?サ ービス開発の起点となる。 そのうえで、売れる商品とサービスに欠かせない観点としては以下の5つの要素について意識する必要がある。 22 ポイント 概要 例 ①モノを見たら シーンが浮かぶ ?売れる商品とは、消費者が必要とする商品。 ?消費者が必要とする商品は、それを買って、使う場面を想像して商品を 選ぶため、利用シーンのイメージが瞬時に湧くようなコンセプト?ネー ミングを提示することが重要。 ?卵かけごはん専用醤油 ?ストーブ列車石炭クッキー ?馬路村農協 ②商品の裏に (納得できる、共感できる) 物語がある ?商品そのもののストーリーの存在が差別化要因になる場合もある。差別 化要因となるストーリーとは、買った人がその商品を人に自慢して語れ るストーリーのことである。物語の中でも、作り手の物語と地域の物語 の両方が重要になる。 ?霧の森大福 ?勝山シークワァーサー ?紅芋タルト ③出身地がはっきりしていて、 「その土地ならでは!」がある ?売れる商品に共通する特徴として、商品開発をした土地そのもののブラ ンドが高いケースも多々ある。 ?地域ブランドそのものは、地域自体の魅力向上、認知向上も同時に図り 構築していく必要がある。しかし、多額の費用と長い時間が必要になる 場合もある。 ?大間マグロ ?福井県鯖江のメガネ ?今治タオル ④売場/売り手のイメージ ができている ?売れる商品を開発する上では商品が届く過程にこだわる必要もある。売 場でどう手に取ってもらうのかをイメージしてデザイン、規格を設計す る必要がある。特に、地域商品の特徴である情緒的?経験的価値の伝達 は手間がかかることがある。 ?あおもり正直村 ⑤販路を意識した営業活動 ができている ?売れる商品を作る上では、ターゲットにどう届けるか、どのような販路 で販売するかを最初から意識した取り組みが重要。 ?飲食物などであれば、輸送方法や販売先の小売店などを限定するかなど の意識が必要。 ?琉球紅茶
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Jun SUTO All Rights Reserved. 商品/サービスの構造 地域資源を活用した商品?サービスを作る上では、地域資源、顧客、顧客が商品を使うシーン、顧客に商品を届け る手段の4つの観点を意識して商品開発を行う必要がある。 地域資源については、地域に存在する資源の強みや物語、量や価格を深堀りする必要がある。 顧客については、どのような人に届けるのか、その人のライフスタイルの特徴、顧客のどんな課題を解決するもの なのか、どこで買ってもらおうとしているのかを深堀りする必要がある。 シーンでは、顧客が買っている、食べているのはどのようなシーンなのか、そこではどのような価値や問題が発生 する可能性があるかを意識する必要がある。 手段では、商品を顧客に届けるための方法や、届け方の中で価値を感じてもらえるかを考える必要がある。 23 地域資源 顧客 シーン 手段
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Jun SUTO All Rights Reserved. マーケティングの基本視点 地域資源を活用した商品を開発する上でも、マーケティングの基本視点を意識する必要がある。 マーケティング視点としては、①いくらで売るか、②どこに売るか、③どのように伝えるか、④どのように何度も 買ってもらうかの4つの視点から商品の販売方法を検討していく必要がある。商品について考える上では、①に着目 しがちであるが4つの要素全てを深く検討しないと売れる商品を作ることは難しい。 24 いくらで売るか どこで売るか どのように 伝えるか どのように何度も 買ってもらうか 価格:想定顧客にとっての値ごろ感と利益が生めるか 流通:どこで買ってもらうか、またそのコストはどうか 広告:どうすれば魅力が伝わるか 顧客育成:エンゲージメントをどう高めるか
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Jun SUTO All Rights Reserved. プロダクトアウトからマーケット?インと新たな視点 製品開発の方法として、プロダクトアウトとマーケット インという2つの方法が存在している。 ? プロダクトアウトとは プロダクトアウトとは、企業や地域が自らの技術やアイ デアを基に製品やサービスを開発し、市場に提供する方法 である。 この製品開発方法を行うと、企業や地域側の望んだ商品 を開発できるものの、顧客が必要としていない商品になる 場合も存在し、売れない商品となる可能性がある。 ? マーケットインとは マーケットインとは、顧客のニーズや意見を調査して、 そのニーズを満たす商品やサービスを開発?提供する方法 である。 売れる地域商品を作る上では、マーケットインの考え方 を持って開発する必要がある。 ? 追加で必要な視点 近年は、良い商品は溢れているため、マーケットインの 視点だけでは不十分になっている。求められるのは顧客の ニーズと商品価値を満たした上で、地域の商品理解や地域 についてのこだわりを持ち、それを明確に伝えられる必要 性が出てきている。 25
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Jun SUTO All Rights Reserved. 機能的価値と情緒的価値、経験価値 製品価値を考える上では、 機能的価値と情緒的価値? 経験価値という複数の価値が商品に内在されることがあ る。 機能的価値とは、製品そのものが持っている物理的機 能を表すもので、数値化などをして表現できるものであ る。 情緒的価値とは、製品が持っている情報や利便性、感 覚的?心理的な価値を表す。デザイン?ブランドなど感 性を刺激して共感を生み出すものである。 機能的価値は、誰もが同一に捉えるものの、情緒的価 値は、顧客によって異なる場合がある。 また、近年は経験価値というものも重要視されており、 商品を購入することによって得られる経験や価値観の変 化などを表すものである。 顧客が機能的価値?情緒的価値?経験価値の3つをどの ように感じるかを考え、商品設計をする必要がある。 26 機能的価値 情緒的価値 ? 基本的機能(物理的機能)や性能、製法 ? 数値で比較することができる ? 製品や商品の情報や利便性などの感 覚的、心理面の価値 ? デザイン、ブランドなど、感性を刺激し、 共感を生み出すもの 経験価値 情緒的価値 機能的価値
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Jun SUTO All Rights Reserved. マーケット?ピラミッド?顧客ピラミッド マーケットピラミッドは、商品開発を行う上で自身の 商品をどのような顧客に届けるか、つまり顧客のターゲ ットを明確にする上で必要な視点となる。 エコノミーの商品は、特売品?日用品などの商品を販 売するため薄利多売になる可能性がある。また、大量に 販売して利益を出す必要もあるため注意が必要である。 一方で、プレミアのマーケットは、一顧客が落とすお 金は大きいが、求められる商品や提供価値も高いため、 提供する商品の磨き上げやこだわりが相当程度必要にな る。 顧客ピラミッドとは、自分の商品を購買している存在 を表した図である。一番の未知客は商品すら知らない層 を指しており、見込み客、試用客と段階が上がることに よって商品に対する熱意や利用率が高い顧客を表す。 マーケティングの視点では、未知客に情報を届けるの は難しく、広報費用を必要とする。一方で、利用料や回 数も低くなるため、信奉客をいかに増やして、離れない ようにするかの視点でビジネスを提供することが重要に なる。 27 マーケット?ピラミッド 顧客ピラミッド
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Jun SUTO All Rights Reserved. 5.ワーク:商品/サービス設計シート? ポジショニングマップの作成
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Jun SUTO All Rights Reserved. 地域商品/サービスのポジション 自分の商品がどこのポジションを取って事業を行うか を意識していく必要がある。 一般的に私たちが利用するNB(ナショナルブランド) やPB(プライベートブランド)は、大量生産を行い提供 を行っている製品である。 一方で、地域商品は、大量生産できる仕組みや規模を 持たない可能性が多いため、少量生産のポジションを取 ることが多い。 このように製品は市場の中でポジションを持つことと なる。 商品のポジションは、様々な観点から決めることがで きる。ポジションを決める上では競合品と比較すると良 い。比較するポイントは、①ターゲット、②利用するシ ーン、③商品から得られるベネフィットの3つの観点から 深掘りすると良い。 29 出所) 末吉孝生(2014)『コレが欲しかった!と言われる「商品企画」のきほん』翔泳社 商品コンセプト 誰が(ターゲット) どのようなシーンで どんなベネフィットを 競合品のコンセプト ターゲットの違い シーンの違い ベネフィットの違い
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Jun SUTO All Rights Reserved. ワーク:ポジショニングマップの作成 30 ? 目的?ねらい 自分自身が作ろうとしているサービスが、既存製品との一致点や相違点を理解して独自のサービスの磨き上げを行 うヒントを得るために行う。 ? ワークプロセス?時間 Step? 自身の商品/サービスの類似商品/サービスを調べ、付箋に1つずつ書き出す(最低5つ程度) Step? 自分の商品/サービスについて、異なる色の付箋に書き出す Step? テーブル内で学生メンターらに相談しながら、軸の設定(ラベル付け)を行い、書き出す Step? 軸の設定後、付箋を貼り出し、自分たちのポジションを明確化する ? 使用するフレーム ポジショニングマップ
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Jun SUTO All Rights Reserved. 6.ワーク:地域経済循環を意識する
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Jun SUTO All Rights Reserved. 地域経済循環を意識する 地域商品を作る上では、地域経済循環についても考え ていく必要がある。 地域経済循環を意識しない場合、地域商品が売れた場 合でも地域内から理解を得られず、孤立の原因や経済効 果が十分に得られない状況になる場合もある。 地域経済循環について考える上で参考になるものが、 漏れバケツモデルである。地域には交付金、企業の利益 などから様々なお金が落ちる。一方で、地域外の製品購 入などが多いと、地域外への支出が多くなり、地域内に お金が残らないために経済が衰退していくことを指した 考え方である。 地域経済循環が注目される理由として、地域経済循環 率が域内20%と域内80%だった場合を比較し、1万円の売 上が地域に落ちた場合を仮定すると、域内消費率が80% だった場合は、域内消費率が20%の場合と比較して、最 終的に37,139円の経済効果に差が出ることも指摘されて いる。 32 出所) 枝廣淳子(2017)『地元経済を創りなおす』(岩波書店)
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Jun SUTO All Rights Reserved. ? 目的?ねらい 自社が提供しようとしている製品が、四万十町内、高知県内、高知県外のどこから購入しているかを明確化し、地 域経済循環率を高める可能性を考える。 ? ワークプロセス?時間 Step? 現在想定している商品?サービスについて、その主原料、副原料、包装資材、加工委託先、連携先などを 付箋に書き出す -四万十町のもの?人?企業:オレンジ -高知県内のもの?人?企業:ピンク -高知県外のもの?人?企業:緑 Step? A3用紙にマッピングする Step? 注文先の検討を行う -高知県内 → 四万十町内にできないか?想定できそうなところはないか? -高知県外 → 高知県内や四万十町内に変更できないか? ? 使用するフレーム ステークホルダーマップ ワーク:ステークホルダーマップ作成ワーク 33
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Jun SUTO All Rights Reserved. 7.インプット:地域プロモーションの重要性
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Jun SUTO All Rights Reserved. 地域プロモーションの重要性 ? 地域プロモーションパターン ①地域のストーリーやコンセプトが価値につながるパターン -長野県小布施町:「栗と北斎と花のまち」「知的?文化的なまち」 -小布施という街の知的?文化的な雰囲気+栗菓子=栗菓子の価値向上→地域全体の価値向上 ②産地としての地域の定評が価値につながるパターン -「その地域の〇〇は良い品質(おいしいなど)」という産地としての地域の定評→商品の価値向上?地域の 価値向上 -高知県(ゆず、かつお) ? 適切なプロモーション 「中心的ルート」で商品を吟味してもらうためには、①商品情報の提供に加えて、世界観など多面的な情報を提供す る、②店頭でのパッケージやPOPの工夫をする、③ロングセラー商品であってもトレンド感や時代性を適度に取り入 れる、④口コミのもととなるような情報?切り口を意識する、という4つの観点が重要である。 「周辺的ルート」で何となく変われがちな訴求は、①価格訴求(値引き)、②単純な商品バリエーション展開などの 施策を行うと陥るため注意が必要である。 強い動機と商品理解=中心的ルートの聞き耳層に購入されることが、値引きやプロモーションに左右されにくい、強 いブランド育成につながっていく。 35
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Jun SUTO All Rights Reserved. 情報発信ツールとコミュニケーションポイント 地域プロモーションを行う上では、右の図のような情 報発信ツールが存在している。 そのため、情報の拡散を行う上では1つのツールではな く様々なツールを駆使して広げていく必要がある。 一方で、適当に発信すれば良いというものではなく、 届けたい人や発信する目的に合ったコミュニケーション ポイントを選択することが重要になる。 コミュニケーションポイントを考える上で参考になる のが、シビックプライドを醸成するための方法を示した 図である。 例えば、共感を得たい場合、広告?キャンペーンやワ ークショップ?教育が重要になる。一方で、アイデンテ ィティを感じて欲しい場合は、ロゴ、フード、グッズの 作成を行うなど、利用したり身につけたりするものをデ ザインする必要がある。 このように、一重に情報発信と言っても、適切な方法 を取る必要がある。 36 出所) シビックプライド研究会(2015)『シビックプライド2【国内偏】--都市と市民のかかわりをデザインす る』宣伝会議
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Jun SUTO All Rights Reserved. 8.インプット:新規顧客獲得よりも LTVを高めることの重要性
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Jun SUTO All Rights Reserved. LTVを高める=ファンづくりの徹底 近年マーケティング施策を考える上では、LTVという 概念に注目が集まっている。 LTVとは、Life Time Value(顧客生涯価値)のことで あり、1人の顧客と企業が取引を始めてから終わりまで の期間(顧客ライフサイクル)を通じて、その顧客が企 業やブランドにもたらす損益を累計して算出したマーケ ティング成果指標のことである。 LTVの重要性はパレートの法則から考えることができ る。それは20%の顧客が80%の利益をもたらすというも のである。つまり、売上の80%を提供する20%の顧客へ アプローチを行う方が継続的に購買してもらえるために LTVに注目が集まった。 また、LTVを高めるには、従来のターゲティングアプ ローチとは異なり、ファンベースアプローチのマーケテ ィング施策を行う必要がある。 ファンベースマーケティングでは、コアファン(熱狂 的ファン)を生み出すことを意識して事業戦略を作って いく。 38 出所) https://solution.toppan.co.jp/bx/service/retail/fancierge.html 佐藤尚之(2018)『ファンベース:支持され、愛され、長く売れ続けるために』(ちくま新書)
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Jun SUTO All Rights Reserved. LTVを高めることが重要 ファンベースマーケティングと従来のマーケティング の明確な違いは、ファンによる口コミで商品の認知が広 がるように、ファンに向けたクローズドな新商品提供を 行うなど利用者目線で商品開発を徹底して行うことにあ る。 従来のマーケティングでは、企業側の情報発信で終わ るが、ファンマーケティングでは情報発信や価値提供を 行った後にファンによる行動を促す施策が必要になる。 ファンの支持を強化するためのアプローチとしては、 共感、愛着、信頼の3つの観点を意識することが重要であ る。 共感の観点では、ファンの言葉の傾聴、ファンである ことに自信を持ってもらう、新規顧客よりもファンを優 先した取り組みである。 愛着の観点では、商品にストーリーをまとわせる、フ ァンとの接点を重要視する、ファンの参加箇所を生み出 すことである。 信頼の観点では、誠実性の確認、本業の細部を公開し て紹介する、社員そのものをファンとしてしまう施作な どが存在する。 39 出所) 佐藤尚之(2018)『ファンベース:支持され、愛され、長く売れ続けるために』(ちくま新書) A)ファンの言葉を傾聴 し、フォーカスする B)ファンであることに 自信を持ってもらう C)ファンを喜ばせる 新規顧客より優先する D)商品にストーリーや ドラマをまとわせる E)ファンとの接点を大 切にし、改善する F)ファンが参加できる 場を増やし、活気づける G)それは誠実なやり方か 自分に問いかける H)本業を細部まで見せ、 丁寧に紹介する I)社員の信頼を大切にし、 「最強のファン」にする
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Jun SUTO All Rights Reserved. アウターブランディング:顧客?ファン アウターブランディングとは、企業や組織が社外に向けて自社のブランドを訴求し、ブランド価値を高めるための 取り組みである。 ビジョンやミッションの伝達と優れた顧客体験を提供することで、共感や愛着を獲得することによって顧客エンゲ ージメントを高めると結果として、リピート購入、プレミア価格での購入などを引き出すことができる。このような 一連のプロセス全てがアウターブランディングにあたる。 40 ビジョンやミッション の的確な伝達 優れた 顧客体験の 提供 顧客共感の 獲得 顧客愛着の 獲得 顧客エンゲージメントの強化 ? リピート購入 ? プレミアム価格での購入 ? 友人?知人への推奨 ? 既存商品の改善や、新商品 開発につながる意見?要望 のフィードバック 顧客数の増大 顧客離反率の低下 売上?利益の拡大 持続的成長 「企業の経営理念やビジョン、製品?サービスの基本方針に対する 共感/企業や、製品?サービスに対する愛着」を高めるための仕掛 けを作り上げているかが重要! 出所) https://total-engagement.jp/column/others/365/
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Jun SUTO All Rights Reserved. インナーブランディング:組織メンバー?地域住民 インナーブランディングとは、企業の理念や価値観、ビジョンなどを社員に浸透させる活動である。地域において は社員ではなく地域住民が対象となる。 ビジョンやミッションの伝達と優れた従業員体験(住民体験)を提供することで、従業員や地域住民から共感や愛 着を獲得することによって従業員や住民エンゲージメント(シビックプライド)を高めると結果として、サービス品 質向上やボトムアップ型の取り組みが生まれやすくなる。このような一連のプロセス全てがインナーブランディング にあたる。 41 ビジョンやミッション の的確な伝達 優れた 従業員体験の 提供 従業員共感の 獲得 従業員愛着の 獲得 従業員エンゲージメントの強化 ? サービス品質向上 ? ボトムアップ型のサービス 改善や新商品開発提案増加 ? 離職率の低下 ? 雇用?教育コスト削減 顧客数の増大 顧客離反率の低下 売上?利益の拡大 持続的成長 「社員のブランド理解と満足度の向上」を高めるための仕掛けが重 要!特に地域での事業の場合は、従業員だけではなく、地域住民も エンゲージメントの対象! 出所) https://total-engagement.jp/column/others/365/ を参考に筆者加筆作成
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Jun SUTO All Rights Reserved. 9.実施風景
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Jun SUTO All Rights Reserved. ワーク:デモデイ振り返りワーク 43 受講生は担当の学生メンターとペアを組んだ。 最初にペアの学生と前回の振り返りを行い、実施し てみた感想や顧客から得られた声が共有された。 振り返り中は、担当の学生メンターが振り返り内 容についてメモを取っていた。 振り返り後は、アイデアブラッシュアップのため のアクションについて話し合いが行われた。 振り返りは学生メンターと対話し、デモデイでの 気づきについて深めた。 デモデイの振り返りワークとして、振り返りと今 後のアクション設定を行うことが共有された。
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Jun SUTO All Rights Reserved. キーノート:町田氏の講演の様子 44 町田氏からは、地域の魅力を伝えるブランドに関す る考え方を中心に講演が行われた。 年月をかけながら、魅力の伝え方や事業に対する考 え方が変化してきたことが共有された。 町田氏の話についてメモをとる受講生も見られた。 全体として、ブランドづくりを支える関係性づく りの重要性が共有された。 サービスを提供するために、お店に足を運んでシェ フなどと繋がりを作っていることが共有された。 講演の後は、受講生から町田氏の事業について質 問が行われた。
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Jun SUTO All Rights Reserved. インプット 45 講座のスタート時には、須藤より全講座の中での 本日の目標が共有された。 講座の目標について聞く受講生の様子。 講座では、地域ブランディングとストーリー設計に 関するインプットが行われた。 地域ブランディングの事例と意識すべき理論など の説明が行われた。 インプットの内容を自身の事業と紐づけて考える受 講生も見られた。 受講生はインプットで共有された内容をノートな どにまとめていた。
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Jun SUTO All Rights Reserved. ワーク:ポジショニングマップの作成 46 ワークには、ゲストの町田氏も参加して講座が進め られた。 ポジショニングマップの作成にあたって、最初に軸 を決めた。 受講生は競合サービスを考えて付箋に書き出した。 サービスが思い当たらない場合は、学生メンター と対話しながら考えた。 距離をとり、俯瞰して自分のサービスのポジション を考える受講生も見られた。 付箋への書き出しの終了後は、受講生は軸にそっ てサービスをマッピングした。
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Jun SUTO All Rights Reserved. ワーク:ステークホルダーマップの作成 47 ポジショニングマップを参考にステークホルダーの 書き出しをした。 ステークホルダーについて受講生同士で話合う様子 も見られた。 受講生は、思いついたステークホルダーを付箋に書 き出した。 事業者をリストアップするために、携帯で調べて 書き出す受講生もいた。 ステークホルダーを書き出した受講生は、壁にマッ プを張り出した。 付箋は、町内?県内?県外のサービスに分けてス テークホルダーを書き出した。
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Jun SUTO All Rights Reserved. ポジショニングマップ 51
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Jun SUTO All Rights Reserved. ステークホルダーマップ 53
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Jun SUTO All Rights Reserved. ステークホルダーマップ 54
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Jun SUTO All Rights Reserved. ステークホルダーマップ 56
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Jun SUTO All Rights Reserved. ステークホルダーマップ 57
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Jun SUTO All Rights Reserved. ステークホルダーマップ 58
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