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Godel, Escher, Bach: an Eternal Golden Braid, reading club, Chapter 12
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Hiro Yoshioka
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ゲーデル、エッシャー、バッハをゆるゆると読む会。12章。心と思考。in Japanese
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Godel, Escher, Bach: an Eternal Golden Braid, reading club, Chapter 12
1.
「英仏独日組曲」は、ある言語と他の言語、実際にはある心と他の心をた がいに対応づけられるかという問題を尖鋭な形で提起した。物理的に分離 されている二つの脳の間でのコミュニケーションが、どうして可能なのだ ろうか?われわれ人間が、共通して脳に持っているものとは何なのか?そ の答を求めて、地理学的なアナロジーを試みる。そこで問題が生じる。 「なんらかの客観的な形で、局外者に脳を理解することができるだろう か?」
2.
§ 心はたがいに対応できるか § 異なる意味論ネットワーク比較 §
Jabberwockの翻訳 § USAとASU § 大逆転 § 中心性と普遍性 § 言語と文化はどれだけ思考の通路になるか? § ASUでの旅行と旅程 § ありうる、あらわでない、あきれた経路
3.
§ 心はたがいに対応できるか § 脳の間の記号レベルでの同型対応を考える §
どの二人の人間をとってみても、その間に同型対応は存在しない § 一人の人間ではどうか。今の自分から過去の自分への同型対応は完全ではない § 正反対の例。1400年代のフランスの詩人フランソワ?ヴィヨンとその読者の関係 § 人と人との厳密な同型対応はないが、よく似た考え方もする § 異なる意味論ネットワーク比較 § 部分的同型対応とは何か。適切な表現方法がない § 絡み合ったニューロンの点火関係を表現するのが難しい § 上記の問題が解決したと仮定して、二枚の図の同型をどう判定するのか § スタイル、形式。大局レベル、局所レベル。同型らしさとは何か § Jabberwockの翻訳 § 英仏独日を母国語とする人たちの言葉遊び
4.
§ Jabberwockの翻訳 § 非同型 §
言語依存の面白い性質あれこれ § 厳密な翻訳は不可能だが、ごく大まかにほぼ等価のものは得られる § USAとASU § 類似同型対応、地理学的アナロジー。自然地理学的な特徴は書き込まれているが、それ以外の情報は書かれていない。 § 地図をできるだけ真実に近づけておくとあとで役に立つと教えられている。それがASU § 私的なASUはUSAと似ている § 大逆転 § あなたが書いたASUの国をUSAの地図で旅をする § 中心性と普遍性 § 全体としてASUとUSAはよく似ているのはなぜか § ASUの中に、確定的、絶対的な基準点がある。ニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴ等々それを利用してあなたを案内するこ とができる § 山脈、河川など地理上の事実が双方で利用できる § 人間知能の不変の核を確定できたとしたら、その核に付け加えていくことが可能な装飾物、それが知能
5.
§ 言語と文化はどれだけ思考の通路になるか? § 母国語が違っても主要なクラス記号は共有している §
流暢な言葉使いというのは文法的なものだけではない。 § 文化 § 誰もが同じ世界に住んでいるので似ている § ASUでの旅行と旅程 § 旅行と思考のアナロジー § ありうる、あらわでない、あきれた経路
6.
§ 小説翻訳のさまざまな流儀 § 高レベルでのプログラムの比較 §
高レベルでの脳の比較 § 潜在的信念、潜在的記号 § 自分という感じはどこにあるのか § 下位システム § 下位システムと共有コード § 自己記号と意識 § ルカスとの出会い
7.
§ 小説翻訳のさまざまな流儀 § 罪と罰。亀山郁夫訳では「S横町」 §
ドストエフスキー、五大長編、罪と罰、白痴、悪霊、未成年、カラマー ゾフの兄弟
8.
§ 高レベルでのプログラムの比較 § 高レベルでの脳の比較 §
高レベル記述が脳について可能なのか? § 潜在的信念、潜在的記号 § まとめられた記述は可能だ。それを記述する言語が必要 § ルート選択には外部状態が必要 § ルート選択の条件つき記述 § 脳状態のまとめられた記述は確率論的カタログ § 潜在的に夢見ることのできる主題、夢見ることのできない主題 § 自分という感じはどこにあるのか § 感情、意識は? § ニューロン活動を知覚する物理的な何か
9.
§ 下位システム § 「自己」「私」記号で表現されてはならないということはない。それを 「下位システム」と呼ぶ §
下位システムと脳の残りの部分に明確な境界線を引くのは困難 § 下位システムと共有コード § 友人の身になって考える § 共有コード § 下位脳の実在 § エッシャーの例
10.
§ 自己記号と意識 § 自己?下位システムの重要な副次効果は「魂」の役割 §
意識。脳自身の下位システムによる脳の活動の監視作用 (ミンスキーの著書「意味論的情報処理」の論文「物質?心?モデル」) § 自己記号の存在は必然的 § ルカスとの出会い(GEBの主張とは正反対) § オックスフォード大学、哲学者J?R?ルカス、「心、機械、そしてゲーデル」1961年 § 知っていることを知っている。考えていることを考えている。 § 機械には自分を意識することができない § ゲーデルの問題は概念分析の問題になりはじめた。臨界点を超えると質的変化 が生まれる § ゲーデル問題にも音を上げないようなシステムであれば、それはチューリングマ シンではない。391ページ
11.
「英仏独日組曲」は、ある言語と他の言語、実際には ある心と他の心をたがいに対応づけられるかという問 題を尖鋭な形で提起した。物理的に分離されている二 つの脳の間でのコミュニケーションが、どうして可能 なのだろうか?われわれ人間が、共通して脳に持って いるものとは何なのか?その答を求めて、地理学的な アナロジーを試みる。そこで問題が生じる。 「なんらかの客観的な形で、局外者に脳を理解するこ とができるだろうか?」
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