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ヘレンケラーシステム
- 2. はじめに ● 日本 Android の会 福祉部との関わり 福祉部の一部ではありません 共に歩んでいく関係 ● 具体的には 福祉部定例会への参加 情報交換 成果物の試験、評価、および提案など
- 3. 発表内容 ● 「盲ろう」とは？ ● 盲ろう者とのコミュニケーション手段 ● IT を活用する意義 ● ２年前のアプローチ ● スマートフォンの可能性 ● ヘレンケラーシステムとは？ ● チャットアプリ、 UniChatX ● 実演
- 4. 「盲ろう」とは？ ● それは何か？ ヘレンケラーのような人 ほとんど見えない（盲）、ほとんど聞こえない（ろう）を含む ● 意外と知られていない事実 先天的に盲ろうであるケースは実は少ない 20 才以降、後天的に盲になった場合、点字の凹凸を指で触っ て読める人はごく少数 ● どれぐらいの人数か？ 日本では推定 2 万 2 千人（平成１８年厚生労働省調べ） 正確に把握できていない 情報の伝達、発信に根源的な問題があるからではないか
- 5. 盲ろう者とのコミュニケーション手段 ● 触手話、指文字 手の動作や指の形などを伝達する。 ( 聴覚障害者の手話、字の形など ) ● 指点字 両手の指を使い、たたくことにより、 点字の符号を伝達する。 ● ブリスタ 点字タイプライター。紙の上の凹凸を伝達する。 ● 手書き 手のひらに文字を書いて伝達する。 画像提供：全国盲ろう者協会
- 6. 盲ろう者とのコミュニケーションに、 IT を活用する意義 ● 情報世界を広げる ● 社会参加への誘導 ● 地震速報などの緊急性の高い情報の伝達 ● プライバシーの保護 ● 突然の来客に対応 ● 通訳者の負担を軽減 ● とにかく安くしたい これほど有意義な理由がありながら、安価で有効な手段が開発 されていない それに、通訳者が何時来るのか、どうやって連絡するのですか？ （結構謎）
- 7. ２年前のアプローチ ( 長谷川氏による ) ● ガラケー型ヘレンケラーフォン 二台の携帯電話の音声通話に DTMF( ピポパ ) にて送受信 DTMF 信号を点字振動（体表点字）に変換する装置を独自に 開発 ● 成果 遠隔地の盲ろう者と一対一で通信できた ● 課題の数々 装置が高額 (6 万円 ) 通信費が高額 ( 音声通話による通信費 ) お互いに点字を理解し、操作方法をマスターする必要がある スマートフォンで解決できないか？
- 8. スマートフォンの可能性 ● 第一級のコンピュータパワー 通信機能、高速 CPU 、大量のメモリ、振動素子、音声出力、ア プリ開発環境および公開手段など、至れり尽くせり。 ● 安い本体価格 ● 格安通信費（ MVNO, Wifi フリースポットなど ) ● 世界標準（成果は、いきなり世界へ飛び出す） ● 持ち運べる ● ただ、見えない、聞こえない人が使うには、入出 力インターフェースを発明しなければならない ヘレンケラーシステムとは？
- 9. ヘレンケラーシステムとは？ ● 長谷川氏による定義 盲ろう者向けに、新たに付加された、入出力ユー ザーインターフェース全体を指す ● 私たち、ヘレンケラーシステム開発プロジェクトが 開発したヘレンケラーシステム スマート点字 体表点字 ● および応用したアプリケーション UniChatX( 盲ろう者向けチャットアプリ )
- 11. 体表点字 ● 点字を振動に置き換え、身体のどこかで振動を 感じることで、点字を読むということ ● 今回は、骨伝導ステレオヘッドフォンを用いて、音 ではなく振動を伝える（二点式体表点字） ● 200Hz 程度の周波数、大ボリュームで点字を上 から２点ずつ、上中下の３回に分けて鳴らす ● 左右の音声を鳴らし分け １ ２ ３ ブーーー １ ２ ３ ブーーー ブーーー
- 12. チャットアプリ、 UniChatX Windows, Mac, Android, iPhone, etc Google Talk Server 1. 日本語と 点字の相互 変換 開発範囲 既存のチャットシステム 2 ．スマー ト点字によ る文字入 力 3. 二点式 体表点字
- 15. お题