少子高齢化や人口減少などの外的環境変化に対して、我が国の成長戦略として、医療産業がインバウンド、アウトバウンドの両面で位置づけられている。
このような医療の国際化において、当会の医療経営コンサルタントに対して、医療?介護関係事業者から国際化展開に関する質問やアドバイスを求められることが今後増えると予想する。
そこで今回は、国策として医療ツーリズムを推進しているマレーシアを訪問国とし、その国の関係機関や公的及び私立の医療機関などを視察し、医療経営コンサルタントとしての視野を広げると共に、医療の国際化における有用な知見の調査?収集をおこなった。
尚、同国への医療ツーリズム旅行者数は、外国人向け長期滞在制度(マレーシア?マイ?セカンドホーム(MM2H))による長期滞在者も含め、2015年が86万人、16年が92万人、17年には100万人を突破すると予想している。(政府は2020 年までに年間 190 万人の外国人患者の受け入れを目標に掲げている。)