More Related Content
What's hot (14)
Similar to 奥辫ライセンスとコミュニティの役割 (20)
Recently uploaded (11)
奥辫ライセンスとコミュニティの役割
- 2. 自己紹介 名前 浅井豊彦（1962年生まれ） 仕事 ㈱東海共同印刷 制作部＆共同ネット事業部?部長 （コンピューターで何かを作る職場の責任者） コミュニティ ?WordBench名古屋 2010年頃から運営に関与。Camp、Beach、Fesすべて実行委員 ?CMS Fun Nagoya SNS Twitter：@hikobey_GORI Facebook:https://www.facebook.com/hikobey ブログ GORILOG https://www.gori-log.info/ お気に入り ももクロ、Superfly、麺類、MVNO、最近はPulse CMS
- 3. 今日の話 ライセンスの話 コミュニティの話 時間が短いので基本的な内容のみです。詳しい資料は公開されたスライドの末尾に載せます。 ? GPLって何？ ? 100％GPLってさらに何？ ? このライセンスの良いと ころはどこ？ ? コミュニティって何？ ? 決りがあるの？ ? ライセンスと、どういう 関係があるの？
- 5. WordPressのライセンスはGPL GPL （GNU General Public License / GNU一般公的使用許諾 ） コンピュータプログラムのソースコードの公開を原則とし、誰でも自由に入手、使用、改変、再配布することを認め ている。また、GPLで公開されているプログラムを改変したり、自らのプログラムの一部として組み込んだ場合など、 派生的?二次的な著作物を作成した場合には、これにもGPLを適用して公開しなければならないと定めている。派生 著作物にGPLの適用を強制する点は他の多くのフリーソフトウェアライセンスと異なっている。 （IT用語辞典 e-Words http://e-words.jp/w/GPL.html） 使用用途 無制限 改編?再 配布自由 派生物も GPL
- 6. GPL では100％GPLって何？ ? GPLライセンスのプログラムの派生物についての考え方。 ? プログラムのライセンスそのものではない。 ? WordPressコミュニティ独自の考え方で、テーマやプラグインが対象。 PHP JS CSS HTML Image GPLでなくてもライセンス違反ではない PHP以外の部分にもGPL/互換ライセンスを適用 一部分だけGPL適用 ＝スプリットライセンス 100%GPL PHP以外の部分を独占的な契約にしてしまうことで、 事実上プラグインやテーマが再配布できなくなるこ とを回避するための考え方です。
- 7. GPLによって自由が保証され発展につながる ? WordPressのテーマやプラグインを作成しサイトを公開しているだけの場合はGPLは関係がない。 ? 作成?改編したテーマやプラグインを公開?配布しなければならないということもない。 ? GPLが適用されるのは、プログラムやテーマ、プラグインを配布する場合のみ。 作ったテーマを 公開し配布する （GPLライセンス） 機能を足して 新たに販売する （GPLライセンス） 再配布 購入 再配布
- 8. 公式コミュニティとしてのWordBench WordPress 日本語公式サイトの運営チームにより運営される WordPress ユーザーのための地域コミュニティサイトhttp://wordbench.org/ ? 「WordBench」という呼称は日本独自（海外ではWordPress Meetup） ? コミュニティサイトであって上位団体ではない。 ? 各地域コミュニティやユーザが自分で登録して利用。 ? メインブログでの告知や宣伝、イベントレポート ? 各地域コミュニティの掲示板（BBS）の利用 ? イベントカレンダー ? WordPressイベントとニュースウイジェット（Ver.4.8から） ? 各地域のモデレータはSlack上に意見交換の場がある ? 各コミュニティがWordBenchを利用したり、“WordBench” の名称を使うには 「 WordPress コミュニティ運営イベントの原則」への準拠が条件。
- 9. WordPress コミュニティ運営イベントの原則 https://ja.wordpress.org/wordpress-community- event-guidelines/ ? 特定の企業、団体、個人の利益を目的としないボランティア運営。 ? WordPressの商標やライセンスの尊重。 ? 100％GPLを守れない人はスピーカーや協賛者にはなれない。 ? 形態や規模は不問。誰でも参加しやすいように。 ? 実費負担の範囲であれば有料でもよい。 ? スピーカーや運営者に対しての交通費?講演料の支払いは禁止 ? 募集方法は自由。 ? WordBenchの名称を使う場合はWordBenchサイト上でも告知を。 交通費の支払いについては、認めてもい いのではないかという意見もあります。 そもそも交通費支給禁止は、開催地域で スピーカーを確保できるようにという想 いがあるようです。
- 10. WordPressに関するイベント コミュニティイベント商用イベント WordCamp WordFes Nagoya WordCrab Fukui TOKYO KANSAI NY City WooConf eCommerceのエキスパートECサイ トのオーナー、開発者のためのイベ ント。参加費は6万円強。2日間開催。 LoopConf 別名WordPress Dev Conference開 発者のためのイベント。参加費は6 万円強。3日間開催。 Prestige Conference PressNomics A Day of REST Post Status Publish 目的がハッキリしていて、 価格も高め。 コミュニティ関係者も登 壇している。 WordCampを開催するには、WordCamp Central に申請し 了承をもらう必要がある。
- 11. GPLライセンスとコミュニティの役割 ? 100％GPLという考え方そのものの理解と普及を促進する →WordPressユーザなら誰でも100％GPLについて理解している状況をつくりたい。 ? WordPressとその派生物が誰でも自由に使える環境づくり →誰かに独占されることが推奨されないような状況をつくりたい。 ? 100％GPLを守る開発者や制作者が支持され、選ばれる環境づくり →ビジネス的にも彼らが優先して選ばれるような状況をつくりたい。 個人的な見解ではありますが…
- 12. 参考資料 ライセンス コミュニティ GNU 一般公衆利用許諾契約書 http://www.opensource.jp/gpl/gpl.ja.html WordPress を使うなら知っておきたい GPL ライセンスの知識【基 本編】 | WP-D https://wp-d.org/2012/11/07/1046/ 【テーマ編】WordPress を使うなら知っておきたい GPL の知識 | WP-D https://wp-d.org/2013/03/01/3075/ GPL: WordPress 4つの自由と ビジネスモデル / WordCamp Tokyo 2015 講演スライド /NSKW/gpl-wordpress-4-wordcamp-tokyo- 2015 WordPress コミュニティ運営イベントの原則 https://ja.wordpress.org/wordpress-community-event-guidelines/ WordCamp 運営スタッフ?スピーカー?スポンサー?ボランティ ア同意書 https://japan.wordcamp.org/agreement-among-wordcamp-organizers- speakers-sponsors-and-volunteers/ WordBench について http://wordbench.org/about/ WordFes Nagoya 運営ガイドライン https://2017.wordfes.org/guideline/