211117 microserviceswebinar
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2021年11月17日 テクマトリックス共催「みんなに知っててほしいマイクロサービスの課題とその解決方法 ～最適なAPIテスト、運用まるわかりセミナー～」の講演資料です。
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- 3. カサレアル サービス紹介 Copyright 2021 CASAREAL,Inc. All rights reserved. 3 ラーニングサービス ビジネスソリューション 研修事業 ?オープン研修 ?新入社員研修 ?カスタムメイド研修 ?イベントセミナー ?内製化支援 プロフェッショナルサービス ?クラウドネイティブ推進支援サービス ?クラウドネイティブ道場 ?業務改善支援サービス 受託開発?SES ?システム開発サービス ?開発支援サービス カサレアルでは、大きく３つのサービスをご提供しています。 クラウドネイティブ 推進支援サービス
- 4. クラウドネイティブ推進支援サービス Copyright 2021 CASAREAL,Inc. All rights reserved. 4 ? 各領域の取り組み課題を「個別」に実現／実践 ? 各取り組み課題を組み合わせた共通基盤としての?全体」像を構築し、その運用を整備 クラウドネイティブ推進支援サービスでよくある取り組み課題として、以下が挙げられます。 「クラウドネイティブ技術」を活用した「Dev(Sec)Ops」の実現／実践 評価検証：?PoC環境?構築 Dev Ops ?「Git」による構成管理 ?「CI環境」構築 ?「テスト自動化」 Sec Ops ??CWPP?コンテナ?セキュリティ ?「CSPM?ポスチャ管理 ?「シークレット管理」 Ops Ops ??CD環境?構築 ?運用状況?DashBoard? ??RPA?運用作業自動化 Ops Infrastructure as Code ?監視?ログ?基盤構築 ハイブリッドクラウド環境 本サービスは、上記のような課題解決を「計画」から「評価?改善」まで、お客様と一緒に考え、実行するサービスです。 計画?設計のフェーズ 構築?作業のフェーズ 評価?改善のフェーズ
- 5. クラウドネイティブ道場 Copyright 2021 CASAREAL,Inc. All rights reserved. 5 クラウドネイティブを取り巻く膨大な技術?ツール群から、カサレアルが提供するモデルケースを通して実体験する (実際に手を動かしていただく) ことで、クラウドネイティブの基礎的な考え方やスキルを身につけることができます。 モデルケース化
- 7. １）マイクロサービスとは
- 8. 1.マイクロサービスとは(1/3) Copyright 2021 CASAREAL,Inc. All rights reserved. 8 ?アプリケーションが持つ機能を細かい「サービス」に分割して、それぞれのサービスを連携させてシステム を動かすアーキテクチャ(分散システム) API ゲートウェイ オーダー サービス レストラン サービス キッチン サービス 配達 サービス 会計 サービス 通知 サービス WebUI サービス 配達員 顧客 レストラン スタッフ 参考：クリス リチャードソン 『マイクロサービスパターン 実践的デザインのためのコード解説』 株式会社インプレス
- 9. 1.マイクロサービスとは(2/3) Copyright 2021 CASAREAL,Inc. All rights reserved. 9 ?分割された各サービスはAPIを通じて、他のサービスと通信をおこなう API ゲートウェイ オーダー サービス レストラン サービス キッチン サービス 配達 サービス 会計 サービス 通知 サービス WebUI サービス 配達員 顧客 レストラン スタッフ API API API API API API API
- 10. 1.マイクロサービスとは(3/3) Copyright 2021 CASAREAL,Inc. All rights reserved. 10 ?各サービスは独立しているため、他のサービスに依存しない（疎結合） API ゲートウェイ オーダー サービス レストラン サービス キッチン サービス 配達 サービス 会計 サービス 通知 サービス WebUI サービス 配達員 顧客 レストラン スタッフ 会計 サービス V1 V2
- 11. ２）マイクロサービスのメリット
- 12. 2.マイクロサービスのメリット(1/3) Copyright 2021 CASAREAL,Inc. All rights reserved. 12 ?開発サイクルのスピードアップ ?機能拡張?メンテナンスが容易になる ?変更による影響確認範囲のソースコード量が少なくて済む ?各サービスごとに独立した開発?リリースがおこなえる ?新しい技術を採用しやすい ?過去のツールスタックにとらわれなくてよい ?サービスの特性に合わせた技術を導入できる
- 13. 2.マイクロサービスのメリット(2/3) Copyright 2021 CASAREAL,Inc. All rights reserved. 13 ?柔軟なリソース配分 ?サービスの特性に合ったリソースを割り当てることができる 例：画像解析を行うサービス：GPUを搭載したVMにデプロイ ?負荷状況に応じて、個別のサービスだけをスケーリングすることができる
- 14. 2.マイクロサービスのメリット(3/3) Copyright 2021 CASAREAL,Inc. All rights reserved. 14 ?優れた障害分離性 ?他のサービスの影響を受けづらい（ように設計?運用する！） ?他のサービスのメモリリークによるパフォーマンスダウンの回避 ?他のサービスの不具合によるシステム全体の停止の回避
- 15. そんなメリットばかりが紹介されるマイクロサービスですが Copyright 2021 CASAREAL,Inc. All rights reserved. 15 もちろん、乗り越えるべき課題もあります
- 17. 3.マイクロサービスの課題（運用面における課題） Copyright 2021 CASAREAL,Inc. All rights reserved. 17 ?サービス全体の把握が難しい ?マイクロサービスでは、複数のサービスが連携して、処理をおこなう そのため、サービスの全体像、関連を把握することが重要となる ?サービス構成を可視化できる仕組みが必要 Uber Engineering 2018年半ば頃のUberのマイクロサービスアーキテクチャ https://eng.uber.com/microservice-architecture/
- 18. 3.マイクロサービスの課題（運用面における課題） Copyright 2021 CASAREAL,Inc. All rights reserved. 18 ?（つづき）サービス全体の把握が難しい ?障害発生時やパフォーマンス悪化時にどのサービスが原因となっているのかの特定が難しい ?サービスをまたがって、原因特定できる仕組み(トレーシング)が必要 1つリクエストの 最初から最後までを 通したログが必要
- 19. 3.マイクロサービスの課題（運用面における課題） Copyright 2021 CASAREAL,Inc. All rights reserved. 19 ?障害発生時の影響範囲を極小化する必要がある ?マイクロサービスでは、複数のサービスが連携して、処理をおこなう そのため、いずれかのサービスで障害が発生している可能性もありうる ?他のサービスの障害の影響を受けづらくする仕組みが必要となる 通知サービスで障害が 発生していた場合、 オーダーサービスへの 影響は？
- 21. 3.マイクロサービスの課題(開発面における課題) Copyright 2021 CASAREAL,Inc. All rights reserved. 21 ?サービスの独立と並行開発の加速に対する対応 ?マイクロサービスでは、サービスごとにチームが分かれるため、 他のサービスから独立した開発を行うことができ、開発スピードは向上する ?しかし、他のサービスから独立しているため、 他のサービスとの連携テストを自分たちのチームで実施する必要がある
- 22. 3.マイクロサービスの課題(開発面における課題) Copyright 2021 CASAREAL,Inc. All rights reserved. 22 ?トランザクションの整合性の確保 ?マイクロサービスのトランザクションは、複数のサービスのローカルトランザクションから構成される ?“結果整合性”を前提としたアーキテクチャ 複数のサービス間の途中にあるサービスでエラーが発生した場合に 全体をロールバックする「補償トランザクション」を行う必要がある ?この「補償トランザクション」を含め、 トランザクションの整合性を確保できていることをテストする必要がある エラー発生 ロールバック！ ロールバック！
- 23. 3.マイクロサービスの課題(開発面における課題) Copyright 2021 CASAREAL,Inc. All rights reserved. 23 ?通信のオーバーヘッド、レイテンシ ?マイクロサービスでは、複数のサービスをまたがって１つのユーザリクエストを処理するため、 特定のサービスがボトルネックとなることにより、全体のレスポンスが悪化してしまう可能性がある ?また、マイクロサービスでは柔軟なスケーリングをおこなえることがメリットだが、 事前にスケーリングの基準値となる指標を決めておく必要がある ?事前の性能テストを十分に実施しておく必要がある 高負荷時に サービスをスケール
- 24. まとめ
- 25. まとめ マイクロサービスのメリットを享受するためには、課題を乗り越えるための下支えとなるテストや仕組み必要 Copyright 2021 CASAREAL,Inc. All rights reserved. 25 サービス間の 連携テスト 開発サイクルの スピードアップ 柔軟な リソース配分 優れた 障害分離性 トランザク ションの 整合性テスト スケーリング 基準確立の為 の性能テスト リクエストを トレーシング できる仕組み サービス構成 を可視化でき る仕組み 他のサービスの障 害影響を受けづら くする仕組み