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日本語話者英語学習者による
英語結果構文の容認度に影響を及ぼす要因
平野 洋平 (広島大学大学院生)
yy-mop-1745@hiroshima-u.ac.jp
日本第二言語習得学会 第15回年次大会(J-SLA2015)
広島大学 2015年6月6日
本発表の流れ
1. 背景: 結果構文(定義?分類?日英語間での差異)
2. 先行研究: Yotsuya et al. (2014)
3. 研究課題と仮説:
4. 検証方法: イラスト付き容認性判断テスト
5. 検証結果: 平均値と標準偏差
6. 分析: 分散分析/多重比較
7. 考察: 結論/今後の課題
1. 背景:結果構文の定義
John painted the wall black.
S + V + O + 《RP》
||
《Resultative Predicate》
(単一の)主動詞が表す行為ないし活動が原因となり、その
直接的な結果として生じる状態を《結果述語》として表現した
単一のセンテンス
(影山 2009 (下線部分筆者))
1. 背景:結果構文の分類と
日英語間で容認される結果構文の差異
弱い結果構文
?英語
John broke the glass into pieces.
Mike painted the walls black.
= 状態変化動詞
?日本語
ジョンはグラスをバラバラに壊した.
マイクは壁を黒く塗った.
強い結果構文
?英語
John hammered the can flat.
Ken ran himself tired.
Tim drank the teapot dry.
?日本語
??/*ジョンは缶をペシャンコに叩いた.
*ケンは(自分を)クタクタに走った.
*ティムは急須を空っぽに飲んだ.
? 解釈が弱い推論で済む ? 解釈に強い推論を要する
2. 先行研究: Yotsuya et al. (2014)
研究課題と仮説
RQ: Whether or not L2 learners know that Strong and Weak
Resultatives are allowed in English.
研究課題: 英語学習者は英語では「強い結果構文」と
「弱い結果構文」が容認されることを知っているか。
Prediction: L2 learners will accept Weak Resultatives but
not Strong Resultatives.
仮説: 英語学習者は「弱い結果構文」を容認するが、
「強い結果構文」を容認しない。
2. 先行研究: Yotsuya et al. (2014)
被験者
結果構文が与えられた文脈で容認できる表現であるかどうかを、
4件法(+1[quite unnatural] ~ +4[quite natural])で調査。
仮説を検証するための実験
2. 先行研究: Yotsuya et al. (2014)
Acceptability Judgment Task (AJT)
【結論】 弱い結果構文も強い結果構文も同程度に容認される!
2. 先行研究: Yotsuya et al. (2014)
Acceptability Judgment Task (AJT)の限界
文脈における容認度 = 結果構文の容認度?
?双方の結果構文が文法的に正しい英文として提示されている。
?提示された結果構文そのものが
容認される表現であるか否かを判断するタスクとは言い難い。
文脈に合うかどうかの判断 = 結果構文の判断?
?一部の語彙の判断に終始してしまっている可能性があるのでは?
【強い結果構文】
“a name plate”と“the metal”、“a wooden shelf”と“the metal”の関係
【弱い結果構文】
“dirty”と“clean”、“broken”と“clean”の関係
3. 研究課題:研究課題の設定に向けて
主動詞が結果状態を含意するか否かによって、
結果構文そのものの容認度が異なるか!
また、
自動詞型の強い結果構文に対する言及も!
英語 オランダ語 ドイツ語 フランス語 イタリア語
弱い
結果構文
AP, PP AP, PP PP PP PP
強い
結果構文
AP, PP AP, PP AP, PP なし なし
3. 研究課題:研究課題の設定に向けて
Morita (2009)
言語間で容認される結果構文の種類と結果述語の統語範疇
AP = 形容詞句、PP = 前置詞句
強い結果構文を容認しない言語における
(弱い結果構文の)結果述語はPPである。
弱い結果構文の結果述語 ? 英語は AP または PP
日本語は PP
3. 研究課題:研究課題の設定に向けて
- 英語結果構文の分類(p.4より)-
弱い結果構文
<前置詞句型>: WT-P
John broke the glass into pieces.
<形容詞句型>: WT-A
Mike painted the walls black.
3. 研究課題:研究課題の設定に向けて
Goldberg (1995)
自動詞型の強い結果構文
(再帰形)Ken ran himself tired.
? 自動詞型結果構文のプロトタイプ
(疑似形)Tim drank the teapot dry.
疑似目的語が「再帰形」の結果構文(中略)は、
疑似目的語の事例として最もよく目にする、最も典型的な例である。
3. 研究課題:研究課題の設定に向けて
- 英語結果構文の分類(p.4より)-
強い結果構文
〔他動詞型〕: ST
John hammered the can flat.
〔自動詞型〕
(再帰形): SI-R
Ken ran himself tired.
(疑似形): SI-F
Tim drank the teapot dry.
3. 研究課題:研究課題の設定に向けて
- 英語結果構文の分類(p.4より)-
弱い結果構文
<前置詞句型>: WT-P
John broke the glass into pieces.
<形容詞句型>: WT-A
Mike painted the walls black.
強い結果構文
〔他動詞型〕: ST
John hammered the can flat.
〔自動詞型〕
(再帰形): SI-R
Ken ran himself tired.
(疑似形): SI-F
Tim drank the teapot dry.
3. 研究課題:研究課題と仮説
RQ: JLEによる英語結果構文の容認度において、
結果構文の種類によって差異が見られるか。
仮説1. JLEは、英語の弱い結果構文を強い結果構文よりも容易に容認する。
仮説2. JLEは、英語の弱い結果構文において、
結果述語が前置詞句のものを、形容詞句のものより容易に容認する。
仮説3. JLEは、英語の強い結果構文において、
主動詞が他動詞型のものを自動詞型のものより容易に容認する。
仮説4. JLEは、英語の自動詞型の強い結果構文において、
疑似目的語が再帰形のものを、疑似形のものより容易に容認する。
3. 研究課題:研究課題の設定に向けて
- 英語結果構文の分類(p.4より)-
弱い結果構文
<前置詞句型>: WT-P
John broke the glass into pieces.
<形容詞句型>: WT-A
Mike painted the walls black.
強い結果構文
〔他動詞型〕: ST
John hammered the can flat.
〔自動詞型〕
(再帰形): SI-R
Ken ran himself tired.
(疑似形): SI-F
Tim drank the teapot dry.
仮説1
仮説2
仮説3 仮説4
4. 検証方法
被験者:
?日本語話者英語学習者〔28名〕:
地方国公立大学Aの教育学部(英語系コース)の1年生
?英語母語話者〔10名〕:
地方国公立大学Aの教員:3名
地方国公立大学Bの教員:6名(1名は教員の配偶者)
地方国公立大学Aの大学院生: 1名
検証実験:
?イラスト付き容認性判断テスト
4. 検証方法
検証実験: イラスト付き容認性判断テスト
(A)Ken crushed the can. As a result, (B)the can became flat.
Ken
can
起因事象 結果事象
4. 検証方法
検証実験: イラスト付き容認性判断テスト
完
全
に
不
自
然
か
な
り
不
自
然
や
や
不
自
然
判
断
で
き
な
い
や
や
自
然
か
な
り
自
然
完
全
に
自
然
←-------------------------------------→
(-3) (-2) (-1) (0) (+1) (+2) (+3)
1. Ken crushed the can flat.
2. Ken made the can flat by crushing it.
3. Ken crushed and made the can flat.
4. The can became flat by Ken’s crushing it.
5. The can was crushed flat by Ken.
6. The can was made flat by crushing it by Ken.
イラストが示す一連の出来事を表す単文
として、結果構文を始め 、使役動詞
makeを用いた迂言的表現などが、それぞ
れどの程度自然な表現と感じられるかを、
(-3) ~ (+3) の7件法で回答してもらった。
4. 検証方法
実験に含めた結果構文
弱い結果構文[前置詞句型]
(WT-P)
John broke the glass into pieces.
Bob bent the wire into a U shape.
Mary melted the butter into liquid.
Mike tore the letter into pieces.
弱い結果構文[形容詞句型]
(WT-A)
Mike painted the wall black.
Ken crushed the can flat.
Lucy polished the mirror clean.
Kumi froze the juice solid.
4. 検証方法
実験に含めた結果構文
強い結果構文〔他動詞型〕
(ST)
John hammered the can flat.
Paul kicked the door open.
John knocked Mike unconscious.
Tom shot the man dead.
4. 検証方法
実験に含めた結果構文
強い結果構文〔自動詞型-再帰形〕
(SI-R)
Sam sang himself hoarse.
Ken ran himself tired.
Takashi ate himself sick.
Lucy danced herself sweaty.
強い結果構文〔自動詞型-疑似形〕
(SI-F)
Ken ran his shoes ragged.
Mike shouted his father awake.
Lucy danced her feet sore.
Tim drank the teapot empty.
4. 検証方法:補足
動詞が「結果状態」を含意するか否か
Levin (1993) 結果構文に用いた主動詞
弱い結果構文
break, bend, melt, tear, paint,
crush, polish, freeze
強い結果構文
hammer, kick, knock, shoot,
sing, eat, run, dance,
shout drink
5. 検証結果:各種結果構文の容認度の
平均値と標準偏差
WT-P
(弱-前)
WT-A
(弱-形)
ST
(強-他)
SI-R
(強-自-再)
SI-F
(強-自-疑)
JLE
(n=28)
Mean S.D. Mean S.D. Mean S.D. Mean S.D. Mean S.D.
1.25 1.12 -0.17 1.17 -1.28 1.12 -2.38 0.99 -1.97 0.96
NSE
(n=10)
Mean S.D. Mean S.D. Mean S.D. Mean S.D. Mean S.D.
2.06 0.62 2.45 0.80 2.82 0.47 1.79 0.83 0.29 1.50
5. 検証結果:各種結果構文の容認度の
平均値と標準偏差
-3
-2
-1
0
1
2
3
WT-P[弱-前] WT-A[弱-形] ST[強-他] SI-R[強-自-再] SI-F[強-自-擬]
JLE NSE
6. 分析:分散分析の結果
母語(対応なし:日本語?英語)×結果構文(対応あり:弱-前?
弱-形?強-他?強-自-再?強-自-疑〕)の2元配置分散分析の結果
母語の主効果:
有意(F(1, 36) = 105.334, η2 = .378, p<.001)
結果構文の種類の主効果:
有意(F(2.81, 101.34) = 46.7472, η2 = .164, p<.001)
母語×結果構文の種類の交互作用:
有意(F(2.81, 101.34) = 21.6383, η2 = .007, p<.001)
6. 分析:多重比較検定の結果
結果構文について:ボンフェローニ検定
JLE
(n=28)
WT-P > ST WT-A > ST WT-P > SI-R WT-A > SI-R WT-P > SI-F
p=.000 p=.000 p=.000 p=.000 p=.000
WT-A > SI-F WT-P > WT-A ST > SI-R ST > SI-F SI-R < SI-F
p=.000 p=.000 p=.000 p=.000 p=.004
NSE
(n=10)
WT-P < ST WT-A = ST WT-P = SI-R WT-A = SI-R WT-P > SI-F
p=.005 p=.169 p=.408 p=.114 p=.006
WT-A > SI-F WT-P = WT-A ST > SI-R ST > SI-F SI-R > SI-F
p=.008 p=.095 p=.004 p=.001 p=.003
JLE
(n=28)
WT-P > ST
弱 強
WT-A > ST
弱 強
WT-P > SI-R
弱 強
WT-A > SI-R
弱 強
WT-P > SI-F
弱 強
p=.000 p=.000 p=.000 p=.000 p=.000
WT-A > SI-F
弱 強
WT-P > WT-A ST > SI-R ST > SI-F SI-R < SI-F
p=.000 p=.000 p=.000 p=.000 p=.004
NSE
(n=10)
WT-P < ST WT-A = ST WT-P = SI-R WT-A = SI-R WT-P > SI-F
p=.005 p=.169 p=.408 p=.114 p=.006
WT-A > SI-F WT-P = WT-A ST > SI-R ST > SI-F SI-R > SI-F
p=.008 p=.095 p=.004 p=.001 p=.003
6. 分析:多重比較検定の結果
結果構文について:ボンフェローニ検定 仮説1.の検証
6. 分析:仮説の検証結果
RQ: JLEによる英語結果構文の容認度において、
結果構文の種類によって差異が見られるか。
仮説1. JLEは、英語の弱い結果構文を強い結果構文よりも容易に容認する。
? 支持
仮説2. JLEは、英語の弱い結果構文において、
結果述語が前置詞句のものを、形容詞句のものより容易に容認する。
仮説3. JLEは、英語の強い結果構文において、
主動詞が他動詞型のものを自動詞型のものより容易に容認する。
仮説4. JLEは、英語の自動詞型の強い結果構文において、
疑似目的語が再帰形のものを、疑似形のものより容易に容認する。
JLE
(n=28)
WT-P > ST WT-A > ST WT-P > SI-R WT-A > SI-R WT-P > SI-F
p=.000 p=.000 p=.000 p=.000 p=.000
WT-A > SI-F
WT-P > WT-A
前 形
ST > SI-R ST > SI-F SI-R < SI-F
p=.000 p=.000 p=.000 p=.000 p=.004
NSE
(n=10)
WT-P < ST WT-A = ST WT-P = SI-R WT-A = SI-R WT-P > SI-F
p=.005 p=.169 p=.408 p=.114 p=.006
WT-A > SI-F WT-P = WT-A ST > SI-R ST > SI-F SI-R > SI-F
p=.008 p=.095 p=.004 p=.001 p=.003
6. 分析:多重比較検定の結果
結果構文について:ボンフェローニ検定 仮説2.の検証
6. 分析:仮説の検証結果
RQ: JLEによる英語結果構文の容認度において、
結果構文の種類によって差異が見られるか。
仮説1. JLEは、英語の弱い結果構文を強い結果構文よりも容易に容認する。
? 支持
仮説2. JLEは、英語の弱い結果構文において、
結果述語が前置詞句のものを、形容詞句のものより容易に容認する。
? 支持
仮説3. JLEは、英語の強い結果構文において、
主動詞が他動詞型のものを自動詞型のものより容易に容認する。
仮説4. JLEは、英語の自動詞型の強い結果構文において、
疑似目的語が再帰形のものを、疑似形のものより容易に容認する。
JLE
(n=28)
WT-P > ST WT-A > ST WT-P > SI-R WT-A > SI-R WT-P > SI-F
p=.000 p=.000 p=.000 p=.000 p=.000
WT-A > SI-F WT-P > WT-A
ST > SI-R
他 自
ST > SI-F
他 自
SI-R < SI-F
p=.000 p=.000 p=.000 p=.000 p=.004
NSE
(n=10)
WT-P < ST WT-A = ST WT-P = SI-R WT-A = SI-R WT-P > SI-F
p=.005 p=.169 p=.408 p=.114 p=.006
WT-A > SI-F WT-P = WT-A ST > SI-R ST > SI-F SI-R > SI-F
p=.008 p=.095 p=.004 p=.001 p=.003
6. 分析:多重比較検定の結果
結果構文について:ボンフェローニ検定 仮説3.の検証
6. 分析:仮説の検証結果
RQ: JLEによる英語結果構文の容認度において、
結果構文の種類によって差異が見られるか。
仮説1. JLEは、英語の弱い結果構文を強い結果構文よりも容易に容認する。
? 支持
仮説2. JLEは、英語の弱い結果構文において、
結果述語が前置詞句のものを、形容詞句のものより容易に容認する。
? 支持
仮説3. JLEは、英語の強い結果構文において、
主動詞が他動詞型のものを自動詞型のものより容易に容認する。
? 支持
仮説4. JLEは、英語の自動詞型の強い結果構文において、
疑似目的語が再帰形のものを、疑似形のものより容易に容認する。
JLE
(n=28)
WT-P > ST WT-A > ST WT-P > SI-R WT-A > SI-R WT-P > SI-F
p=.000 p=.000 p=.000 p=.000 p=.000
WT-A > SI-F WT-P > WT-A ST > SI-R ST > SI-F
SI-R < SI-F
再 疑
p=.000 p=.000 p=.000 p=.000 p=.004
NSE
(n=10)
WT-P < ST WT-A = ST WT-P = SI-R WT-A = SI-R WT-P > SI-F
p=.005 p=.169 p=.408 p=.114 p=.006
WT-A > SI-F WT-P = WT-A ST > SI-R ST > SI-F SI-R > SI-F
p=.008 p=.095 p=.004 p=.001 p=.003
6. 分析:多重比較検定の結果
結果構文について:ボンフェローニ検定 仮説4.の検証
6. 分析:仮説の検証結果
RQ: JLEによる英語結果構文の容認度において、
結果構文の種類によって差異が見られるか。
仮説1. JLEは、英語の弱い結果構文を強い結果構文よりも容易に容認する。
? 支持
仮説2. JLEは、英語の弱い結果構文において、
結果述語が前置詞句のものを、形容詞句のものより容易に容認する。
? 支持
仮説3. JLEは、英語の強い結果構文において、
主動詞が他動詞型のものを自動詞型のものより容易に容認する。
? 支持
仮説4. JLEは、英語の自動詞型の強い結果構文において、
疑似目的語が再帰形のものを、疑似形のものより容易に容認する。
? 予測とは逆の結果に
7. 考察:【結論】JLEによる結果構文の
容認度に影響を及ぼす要因
仮説1.を支持:
主動詞の含意する結果状態の有無が容認度に影響
-弱い結果構文と強い結果構文とでは容認度に有意差あり-
?
【Yotsuya et al. (2014)とは対照的な結果】
仮説2を支持:
結果述語の統語範疇が容認度に影響
仮説3を支持:
主動詞の他動性が容認度に影響
仮説4とは逆の結果:
疑似目的語の種類(=or≠再帰代名詞)が容認度に影響
7. 考察:【今後の課題】
?総じて結果構文の容認度が低い:
被験者の習熟度や留学経験の有無が
結果構文の容認度に与える影響を調査。
?動詞フレーム言語?サテライトフレーム言語:
Talmy(2000)による言語類型に基づき、
結果構文とその他の構文(移動構文
“Tom went/ran to the station.”
“Tom swam under the bridge.”など)の
習得といかに関連しているかを調査。
主要参考文献(英文)
Goldberg, Adele E. 1995. Constructions: a construction grammar approach to argument structure,
Chicago, University of Chicago Press.
Levin, Beth. 1993. English verb classes and alternations. Chicago and London, University of Chicago
Press.
Levin, Beth and Malka Rappaport Hovav. 1995. Unaccusativity: At the syntax-lexical semantics interface,
MIT Press, Cambridge, MA.
Morita, Chisato. 2009. “A crosslinguistic Observation of resultative constructions,” Linguistic Research
25, 43-55.
Son, Minjeong and Peter Svenonius. 2008. “Microparameterof cross-linguistic variation: Directed
motion and Resultatives.” In Abner, Natasha and Jason Bishop (Ed.), Proeedings of the 27th
West Coast Conference on Formal Linguistics, 388-396. Somerville, MA: Cascadilla
Proceedings Project
Spring, Ryan. 2010. “A look into the acquisition of English motion event conflation by native speakers
of Chinese and Japanese,” 24th Pacific Asia Conference on Language, Information and
Computation, 563-572.
Talmy, Leonard. 2000. Toward a cognitive semantics, MIT Press, Cambridge, MA.
Washio, Ryuichi. 1997. “Resultatives, compositionality and language variation.” Journal of East Asian
Linguistics 6, 1-49.
Yotsuya, Atsuko et al. 2014. “Crosslinguistic effects in L2 acquisition: Strong/weak resultatives and the
directional/locational interpretation of PPs in L2 English by Japanese speakers.” In Ryan T.
Miller et al. (Ed.), Selected Proceedngs of the 2012 Second Language Research Forum, 89-
100. Somerville, MA: Cascadilla Proceedings Project.
主要参考文献(和文)
影山太郎. 1994. 「語彙概念構造と結果表現」『英語青年』 140.4, pp. 32-34; 48.
影山太郎. 1996. 『動詞意味論-言語と認知の接点』 くろしお出版.
影山太郎(編). 2001. 『日英対照 動詞の意味と構文』 大修館書店.
影山太郎. 2009. 「語彙情報と結果述語のタイポロジー」、小野尚之(編)『結果構文のタイポロジー』 pp. 101-
139.
河上誓作?早瀬尚子?谷口一美?堀田優子訳. 2001. 『構文文法論 英語構文への認知的アプローチ』 研究社
スプリング, ライアン?堀江薫. 2011. 「英語のフレーム化習得に関する認知言語学的研究:中国語?日本語話者を対
象に」、野瀬昌彦(編)『日本語とX語の対照-言語を対照することでわかること-対照言語学若手の
会シンポジウム2010発表論文集』三恵社.
小野尚之. 2005. 『生成語彙意味論』 ひつじ書房.
小野尚之(編). 2007. 『結果構文研究の新視点』 ひつじ書房.
小野尚之(編). 2009. 『結果構文のタイポロジー』 ひつじ書房.
小野尚之. 2012. 「サテライト?フレーム言語と動詞フレーム言語」、藤田耕司、松本マスミ、児玉一宏、谷口一美
(編)『最新言語理論を英語教育に活用する』開拓社.
ご清聴ありがとうございました。
本発表の流れ
1. 背景: 結果構文(定義?分類?日英語間での差異)
2. 先行研究: Yotsuya et al. (2014)
3. 研究課題と仮説:
4. 検証方法: イラスト付き容認性判断テスト
5. 検証結果: 平均値と標準偏差
6. 分析: 分散分析/多重比較
7. 考察: 結論/今後の課題

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Editor's Notes

  1. 地方国公立大学 英語専攻の1年生 28名 地方国公立大学A英語教員3名 地方国公立大学B英語教員6名(内、1名は教員の配偶者) 地方国公立大学A大学院生1名