滨叠惭ブロックチェーンサプライチェーンソリューションで実现するサステナビリティ経営
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講演者 : 日本IBM 平山毅氏 2024年9月27日開催 LFDT Tokyo Meetupで講演
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- 1. IBM Sustainability Software / ? 2024 IBM Corporation 1 IBMブロックチェーン サプライチェーンソリューション で実現するサステナビリティ経営 2024年 9月 27日 講演者：日本IBM エコシステムエンジニアリング事業部? 平山 毅 HIRATSU@jp.ibm.com 講演概要：IBMではブロックチェーンテクノロジーを活用したサプライチェーンソリューションを数 多く提供しており、サステナビリティ経営が注目されるなか、どのように社会課題解決をしているの か最新の事例と機能を紹介し、サステナビリティ領域でのエコシステムの実現方法を説明します。 2024年9月27日 LF Decentralized Trust Tokyo Meetup by Linux Foundation https://www.linuxfoundation.jp/blog/2024/09/join-us-at-the-hyperledger-tokyo-meetup-in-odaiba/
- 2. IBM Sustainability Software / ? 2024 IBM Corporation 2
- 3. 自己紹介 日本IBM株式会社 テクノロジー事業本部 エコシステムエンジニアリング事業部? 平山 毅 東京理科大学理工学部卒業。早稲田大学大学院経営管理研究科ファイナンス専攻修了（MBA) 東京証券取引所にて、派生商品開発、IT企画開発、ITサービスマネージャー 野村総合研究所にて、ファイナンシャルシステムエンジニア アマゾンウェブサービスにて、エンタープライズアーキテクト、コンサルタント を経て、2016年2月IBM入社。同月、Hyperledger プロジェクト誕生。 クラウド事業、Red Hatアライアンス事業、Data AI事業、ガレージ事業、クライアントエンジニアリ ング事業金融保険チーム、の立ち上げを経て、現職（IBMでは、７部門目）。 グローバルのブロックチェーン関連イベントにも登壇多数。 著 作「ブロックチェーンの革新技術～Hyperledger Fabricによるアプリケーション開発」他８冊。 京都大学大学院ソーシャルイノベーションセンター主催の研究会で、2021年、2023年、研究発表。 https://wiki.hyperledger.org/display/CP/Events LF Decentralized Trust Japan Chapter Member 過去、2回ほど登壇。 Red Hat 買収後の IBM Blockchain Platform IBM Blockchain Platform EOS後のSaaS戦略
- 6. 2023年国連気候変動会議（COP28）の後援企業として活動 サステナビリティー実現のためにテクノロジーとコンサルティングを提供 IBMのサステナビリティー領域における取り組み https://jp.newsroom.ibm.com/2023-09-14-IBM-Announced-as-Sponsor-of-2023-U-N-Climate-Change-Conference-COP28 COP28：11月30日から12月12日にかけてドバイにて開催 ? データの統合管理システム ? AIの活用による排出量や廃棄 物の削減 ? グリーンエネルギーへの移行 促進 ? 持続可能なサプライチェーン 2007 気候変動に 関する 公式見解 1971 環境方針
- 9. Linux Foundation Hyperledger CNCF （Cloud Native Computing Foundation） Hyperledger Fabric … Kubernetes … IBM Supply Chain Application Red Hat EnterpriseLinux Red Hat OpenShift 優秀な個人の開発者 優秀な企業の開発者 大手SIERも含めた強力なエコシステムを形成 Linux Foundation と IBMのブロックチェーンアプリケーションの関係 Linux IBMは、IBM Blockchain Platformの代わり にHyperledger Fabric 、をベースとした アプリケーションを提供 データの コンパティビリティ プラットフォームの コンパティビリティ
- 10. IBM サステナビリティ?ソリューション インテリジェントな資産、 施設、社会インフラ クリーン?エネルギーへの移行、 効率的な廃棄物管理、および脱 炭素化を促進する運用の洞察 責任あるコンピューティング とグリーン IT より効率的な IT を実現し、ソー シャル?インパクトを促進するため に最適化されたITインフラとコン ピューティング サステナブル?サプライチェーン とサーキュラー?エコノミー 透明性が高く、炭素再生型のサプライ チェーンを実現するインテリジェントな ワークフロー ESG データ、レポーティング、 およびリスク管理 サステナビリティー戦略と ロードマップ コ ン サ ル テ ィ ン グ & エ コ シ ス テ ム ? パ ー ト ナ ー IBM テクノロジー & エコシステム?パートナー お客様のサステナビリティー?ロードマップを測定、報告、 運用化、および達成するための ESG データおよび洞察の SoR (Systems of Record: 定型業務処理システム) 企業の社会へのインパクトやビジネス上の価値提供に向 けたサステナビリティーのアジェンダおよび道筋を共創 10
- 11. サプライチェーンにおける課題 97% の企業が、 エンドツーエンドの サプライチェーンの可視性の 重要性を認識し、 その向上のための取り組みを 優先的に行っています 70% の消費者が、 極めて具体的な属性に 注目しており、 完全な透明性を得るためには 37% 高い金額を支払うこともいとわない と考えています 33% の農作物が 食べられることなく 廃棄されています。 これは実に 1,610 億米ドル分もの 食品が廃棄されていることに 相当します 60% の消費者が、 買い物の習慣を変えて 環境への負荷を 削減したいと考えています サプライチェーンの 透明性と 製品の生産地証明 説明責任と サステナビリティーが 強化された サプライチェーンの実現
- 12. サプライチェーン?マネージメントの進展の方向性 (成功の法則) 部門 SCM 部門間 SCM 機能間 SCM 企業 グループ SCM エンド?ツー?エンドな Social Resource Management 今後の 推進力 サプライチェーン進展のステップ 個別システム 個別システム ERP導入 ERP連携 グローバル SCM ①サプライチェーンの分断や停止 ②サプライチェーンのサステナビリティー 各社の進展状況は、#1～#3 ERP連携?統合 サプライチェーン全体に目を配れる基盤環境の整備 SRM #1 #2 #3 地政学的リスク（外的要因） ? 震災、紛争、戦争 ? 米中の派遣争い ? 各国の保護主義的な政策 ? 労働コストの変化（上昇） ? 人の集中や移動が制限 ? 工場での生産停止 ? 部品?製品の供給停止 新型コロナウイルス感染症 社会的な機運 ? SDGs, ESG ? 循環経済 （サーキュラーエコノミー） ? カーボンフリー ? 化学物質規制 ? 規制の強化など 革新的なデジタル技術 ? センサー、タグ ? AI, RPA, IPA, IoT ? ブロックチェーン ? 5G, Edge Computing ～サプライチェーン?マネージメント（SCM)導入のキーワードは、「部分最適から全体最適への改革」です～ サプライチェーンの エンド?ツー?エンド 全体で見た全体最適化
- 13. サプライチェーン?マネージメントの最新形 End-to-End Social Resource Management（SRM）プラットフォーム 原材料 メーカー 材料 メーカー 部品 サプライヤー OEM お客様参加型の サプライチェーン 販売店 金流 商流 物流 業務効率 社会問題?規制へ の対応 新規ビジネス 取引のフローを会社の垣根を越えて統合 ①多数の関係者間取引を検証可能 ②不正防止可能な方法で記録 垂直統合 水平統合 ? 企業の枠組みを超えて、真正性のある時系列データを、ブロックチェーンで共有します ? このデータを活用することで、今までには不可能であった課題解決や、新規ビジネス、新規サービスが実現できます リサイクル 業者 お客様 ERP ERP ERP ERP ERP フィードバック データ（ブロックチェーン） SRM上での改革の狙い ERP 個社で利用するERPのシステム 記録される商流データ（発注、出荷、入荷など） 記録される物流データ（請求、支払など） 記録される物流データ（ 輸送状況、商品と数量など） 循環型のサプライチェーン Hyperledgerのもつ のセキュリティ制御機能が マルチテナントSCMに有効
- 14. Supply Chain Intelligence Suite (SCIS) AIと自動化でレジリエントなサプライチェーンを実現 Control Tower (CT) Transparent Supply (TS) Maintenance Repair Operations - Inventory Optimization (MRO-IO) ブロックチェーン技術を活用し、 サプライチェーンのトレーサビリティ を 実現します。 ? リコール対応 ? サステナビリティへの対応 etc. サプライチェーン全体の見える化と、 例外事象への素早い対応を支援します。 ? 在庫切れ ? 納期遅延への対応 etc. 保守?修理業務に必要となる在庫の 最適化を支援します。 ? 在庫コスト削減 ? メンテナンス予算削減 etc.
- 15. Supply Chain Intelligence Suite (SCIS) とは ～サプライチェーンを監視し、強化し、行動するための単一プラットフォーム～ SCIS CT central data exchange, visibility, issues & resolutions 需要予測 調達?購買 輸送 製造 在庫管理 注文管理 カスタマー サービス Supply Chain Backends トレーサビリティ Transparent Supply サプライヤー 管理 Trust Your Supplier プロセス自動化 Business Automation Workflow 間接材 在庫最適化 MRO - Inventory Optimization 天候情報 Weather Events & Data 物流 トラッキング 分析&AI サプライ チェーン 計画 サプライヤー リスク イベント ESG r ESG 評価 SC ニュース Supply Chain apps by partners and IBM 現在のサプライチェーンのIT化を強化する 1) 持っているものを活用する 2) 必要なものを追加する SaaSでの提供 迅速な導入、高い拡張性、オープンな拡張性
- 16. IBM Supply Chain Intelligence Suite (SCIS) Transparent Supply (TS) ～サプライチェーンのエンドツーエンドの可視化が重要です～ SCIS TSはサプライチェーンを繋ぎ、 エンドツーエンドので可視化を実現することをサポートします レストラン 生産者 小売店 ロジスティクス 販売業者 製造業者 Supply Chain Intelligence Suite Transparent Supply
- 17. IBM トレーサビリティープラットフォーム: SCIS Transparent Supply (TS) Supply Chain Intelligence Suite Transparent Supply (SaaS） 食品 トレーサビリティ （個別Platform） コーヒー トレーサビリティ （個別Platform） タイヤ トレーサビリティ （個別Platform） 魚 トレーサビリティ （個別Platform） ワイン トレーサビリティ （個別Platform） 衣服 トレーサビリティ （個別Platform） SCIS TS（ Transparent Supply ）とは、 ? サプライチェーンのトレーサビリティーを実現するブロックチェーン?プラットフォーム ? TS上に、独自のサプライチェーン?プラットフォーム環境を構築可能 ? TS上で、既に以下のプラットフォームが実装済み ? 製造業では、いくつかのプロジェクトのトライアルが開始 ? 産地情報の発信 ? フードロス削減 ? ブランド向上 ? 食品事故の対応 ? 鮮度管理 ? フェアトレード ? 生産者の収益改善 ? 安全在庫の適正化 ? 消費者との接点 強化（売上向上） ? サプライチェーン可 視化（欠品削減） ? 関係者間の紛争削減 と時間?コストの効 率化 ? 原産性証明による 価値向上 ? 不正の防止 ? 可視化による消費 者からの信頼獲得 ? 品質証明 ? ブランド向上 ? サプライチェーン効率 化 ? 紛争解決のコスト削減 ? 原産国の特定 ? 材料と施設の認証 を検証 ? 規制へのコンプラ イアンス対応 製造業 トレーサビリティ （個別Platform）
- 18. SCIS TSで実現できること ～Transparent Supply（TS）を活用することで、今までに実現困難であった課題解決が図れます～ Lot No. Lot No. Lot No. Lot No. Case No. Case No. Serial No. Serial No. Serial No. Serial No. TSによる トレーサビリティー 出所?産地の 訴求 安心?安全の 担保 欠陥品の効率的 な回収 トレーサビリティの 強化 過剰在庫の 抑制 事故発生時の 原因究明 取引紛争の調整 工数削減 資金提供効率? ミスの削減 監査精度の 向上 融資の意思 決定を改善 サプライチェーン 全体の可視化 サプライチェーン上 で各社リソース共有 製品?部品?素材 のリサイクル カーボンクレジット 管理 部品?製品の来歴 （詐欺?偽造防止） 紛争資材の管理 TSによる課題解決案の例 ビジネス シナリオ Serial No. Case No. 出荷 組立 入荷 出荷 組立 入荷 出荷 保管 製造 原材料メーカー 輸送 輸送 出荷 入荷 検査 陳列 材料メーカー 部品サプライヤー OEM 顧客 販売店 Serial No. Case No. Serial No. Serial No. Lot No. Lot No. Lot No. Lot No. Lot No.
- 19. SCIS TSの概要と活用 (例) IBM Supply Chain Intelligence Suite Transparent Supply (SaaS） トレース機能 ドキュメント機能 ロケーション マスター管理 商品マスター管理 API ユーザー管理 PF参加者向け画面 消費者向け画面 マスター登録 デバイス画面 イベント登録 トレース表示 文書表示 拡張機能 バーコード読込み QRコード読込み IoT連携 帳票読込み 独自 ダッシュボード／ データ分析 独自 アプリケーション 業務イベント管理 GLN GTIN SCIS TS（IBM SCIS Transparent Supply）は、 ? サプライチェーン?トレーサビリティを実現する為の共通機能を提供します ? サプライチェーンにおけるグローバル標準データモデル GS1 に準拠しています ビジネス シナリオ Serial No. Case No. 出荷 組立 入荷 出荷 組立 入荷 出荷 保管 製造 原材料メーカー 輸送 輸送 出荷 入荷 検査 陳列 材料メーカー 部品サプライヤー OEM 顧客 販売店 Serial No. Case No. Serial No. Serial No. Lot No. Lot No. Lot No. Lot No. Lot No. (各プラットフォーム用 独自機能 ) データ登録機能 FSMA コンプライアンス 機能 EPCIS
- 20. SCIS TS 主要機能 機能 APIを使用してプラットフォームのデータを取得し、社内向けおよび消費者向けの新しいアプリケーションを作成することができます。 データ共有 プラットフォーム サプライチェーン エコシステム IBM ブロックチェーン テクノロジー トレース機能 サプライチェーンの上流?下流で 製品の位置と状態を追跡することが 可能です。 ドキュメント機能 サプライチェーン?パートナーとの あらゆる文書や証明書の管理、閲覧、 共有が可能です。 データ登録機能 さまざまな方法で、簡単に安全にデータを 記録することが可能です。
- 21. 最新機能 ～FDA規制への対応～ 概要 ? 影響を受ける方 食品トレーサビリティリスト（FTL）に掲載されている食品（国 産?輸入問わず）を製造、加工、包装、または保有する者 ? 要件 ? データの記録 「食品流通の要所」（Critical Tracking Events）で、 「（食品追跡のための）重要な情報要素」（Key Data Elements）を含んだ記録の作成?維持 ? データの保持 トレーサビリティ記録作成日から2年間の保持 ? データの報告 FDAからの要求があれば、24時間以内に情報提供すること 参照：FDA FSMA 第204条 https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/fsma_traceability.html Food Traceability List (FTL)
- 22. 最新機能 ～FDA規制への対応機能～ ダッシュボード機能 レポート機能 ? 製品リコールを迅速に管理し、食中毒の蔓延を防止します。 ? 汚染源を追跡し、汚染された製品だけを棚から取り出して、食品廃棄物を大幅に削減します。 ? 規制当局に迅速に対応し、食品安全規制の遵守を保証します。 ? (NOV 14 2022) Read how IBM Food Trust is helping companies respond to FDA regulations, increase product safety, reduce waste & reduce their environmental impact ? Watch how customers are responding to food traceability regulations with IBM Food Trust FDAの要求事項を満たすためのレポートを ボタンのクリックだけで作成可能です。 コンプライアンスダッシュボードで FSMA 204の全体的な遵守状況を確認可能です。
- 23. Supply Chain Intelligence Suite (SCIS) Control Tower（CT）とは ? サイロ化されたデータ? ソース全体での可視性 ? 外部データの追跡と トレース ? ビジネス?ルールとア ラートに基づく KPI ? AI と機械学習を使用する 分析 ? 定義されたベスト? プラクティス? ソリューション ? コンテキストと推奨事項 ? ガイド付き インテリジェント? ワークフロー ? バックエンド?システム の自動化 Detect Guide Act View エンドツーエンドの サプライチェーンの カバレッジ 問題の優先順位付けを 行うワークキュー 状況に対する ベスト?アプローチの決定 迅速、効率的、 一貫した問題解決 より優れたアクションをより迅速に実行できるようにすることで、 従業員を支援し、手作業を削減して、より高価値なタスクに専念できる時間を確保します。 ～サプライチェーンの回復力を高めるインテリジェンスと効率性～ 23
- 24. ユースケース例 ～完成品/商品の在庫切れおよび在庫切れ間近への対応～ 問題点 ? 在庫切れの状況は、収益の逸失や、ブランドおよび 小売企業へのロイヤルティー低下につながります。 ソリューション ? SCIS Control Tower は、ネットワーク内のあらゆる ロケーションで在庫レベルを監視し、在庫切れのリスクが 生じた場合はワークキューにアイテムを作成します。 ? アイテムにドリルダウンすると、余剰在庫がある ロケーションを表示でき、在庫切れ/在庫切れ間近の ロケーションにどの程度の在庫を移転できるか/移転すべきか についての推奨が確認できます。 メリットと効果 ? Control Tower UI から直接アクションを実行できます。 ? 在庫切れの状況を効率的に管理でき、在庫切れ間近の状況を 人間による最小限の介入で回避できます。 Hyperledge Fabricではなく、Control Tower機能を利用。
- 25. ダッシュボード例 ～完成品/商品の在庫切れおよび在庫切れ間近への対応～ ? 平均在庫日数 ? 在庫切れ間近の製品リスト ? 過剰在庫の製品リストetc. ? 在庫計画と安全在庫、需給の確認
- 26. ユースケース例 ～工業および製造業の重要な供給品を管理～ 問題点 ? 供給品の在庫切れや納期の遅延は、ラインの停止、製造の遅延、 および収益の逸失につながります。 解決策 ? SCIS Control Tower は、要求されている需要に対して 在庫を監視し、配送にリスクが生じた場合はワークキューに アイテムを作成します。 ? アイテムをドリルダウンすると、ユーザーは SKU および ロケーション別に部品を表示し、どの供給にリスクがあるかを 確認して、その影響を最小化するためのアクションをとることが できます。 メリットと効果 ? 在庫切れおよび在庫切れ間近の状況による生産および部品への 影響を最小化します。 ? スループットを高め、顧客への遅延を最短にします。 ? 迅速化および修復のコストを最小限に抑えます。 Hyperledge Fabricではなく、Control Tower機能を利用。
- 27. ダッシュボード例 ～工業および製造業の重要な供給品を管理～ ? 悪天候の影響を受けると想定される場所?在庫 ? サプライヤーからの入荷総数 ? 配送予定を過ぎた入荷リスト ? 配送遅延が推定される入荷割合 etc. 27
- 29. 三菱重工と日本IBM、CO2流通を可視化するデジタルプラットフォーム 「CO2NNEXTM」構築へ 取引サイクルを活性化しカーボンニュートラルの早期実現に貢献 2021年5月6日 三菱重工プレスリリース https://www.mhi.com/jp/news/210506.html 2021年10月27日 “流通”と“バリューチェーン”の概念で目指す カーボンニュートラルー三菱重工業と日本IBMの挑戦 https://www.ibm.com/blogs/smarter-business/business/sdgs_mhi_2021/ 三菱重工業株式会社 （以下、三菱重工）と日本アイ?ビー?エム株式会社（以下、日本IBM）は、二酸化炭素（CO2）の排出をネット?ゼ ロにするカーボンニュートラル（脱炭素社会）に貢献するため、CO2を有価物として活用する新社会への転換を目指すデジタルプラット フォーム「CO2NNEXTM」（コネックス）の構築に向けて協力し、来るべき新世紀へのクリーンな地球環境の保全に正面から取り組んでい きます。具体的には、現状では貯留や転換利用と選択肢が限られているCO2の流通を可視化?整流化することにより用途の選択肢を広げ、 全ステークホルダーが一丸となって地球環境保護に貢献できる世界観を生み出します。
- 30. 大阪ガス、三菱重工、IBM、e-methaneバリューチェーンのCO2排出量可 視化と環境価値移転を可能とするデジタルプラットフォーム「CO2NNEX for e-methane」のデモシステム構築について 大阪ガス株式会社（以下、大阪ガス）、三 菱重工業株式会社（以下、三菱重工）およ び日本アイ?ビー?エム株式会社（以下、 日本IBM）の3社は、三菱重工と日本IBM が構築を進める二酸化炭素（以下、CO2） 流通を可視化するデジタルプラットフォー ム「CO2NNEXTM（コネックス）」を活用 し、メタネーションによって製造される合 成メタンであるe-methane(e-メタン)等の 製造?輸送?供給?利用といったサプライ チェーン全体で発生するCO2排出量を可視 化し、環境価値の取引?移転を可能とする デジタルプラットフォーム「CO2NNEX for e-methane」のデモシステム（以下、本シ ステム）を構築しました。 2023年2月15日 IBMプレスリリース https://jp.newsroom.ibm.com/2023- 02-15-CO2NNEX-for-e-methane-PoC
- 32. Transparent Supply と CO2 排出量
- 33. 旭化成、プラスチック資源循環プロジェクト「BLUE Plastics」を 日本IBMと開始 ～資源循環社会の実現に向け、企業と消費者が活用可能なデジタルプラットフォームを構築～ 「BLUE Plastics」プロジェクトの概要 「BLUE Plastics」プロジェクトは、資源の循環を促進させるデジタルプラットフォームの構築を目指して旭化成により発足しました。 日本IBMはIBM Cloud上で稼働するブロックチェーン技術を活用することでデジタルプラットフォームの構築を支援します。ブロックチェーン 技術は、全ての履歴を連続的に記録する「不可逆」なデータベース技術で、関係者全員がアクセス可能でありながらデータ改ざんが不可である ため、トレーサビリティ（追跡可能性）を担保します。日本IBMのブロックチェーン技術を土台に、回収、ペレット化、成型および最終製品化の各工程を専門とする株式 会社富山環境整備、メビウスパッケージング株式会社、 ライオン株式会社が協力することで、資源循環社会の実現を加速させます。 リサイクルチェーンメンバーがすべてそろって開発に協力をしている点に 本プロジェクトの特徴があります。 -旭化成株式会社 プロジェクト推進 -日本アイ?ビー?エム株式会社 デジタルプラットフォーム開発支援 -ライオン株式会社 ブランドオーナーの立場から開発協力 -メビウスパッケージング株式会社 成型加工メーカーの立場から開発協力 -株式会社富山環境整備 リサイクルメーカーの立場から開発協力 なお、「BLUE Plastics」プロジェクトは、上記メンバーや特定の樹脂に 限定されるものではありません。 今後幅広く参画メンバーを募り、樹脂の種類や用途も拡大していく予定です。 出典：2021年5月24日旭化成株式会社プレスリリースより https://www.asahi-kasei.com/jp/news/2021/ze210524.html
- 34. プラスチック資源循環プロジェクト「BLUE Plastics」において ファミリーマートの実店舗における実証実験の検討を開始 ～一般消費者が参加する実証実験を通じ、PETボトルのリサイクルにおけるトレーサビリティの価値を検証～ (本実証の概要) 消費者は、本実証を行うファミリーマートの店頭に設置された回収箱に、使用済みPETボトルを投入します。その際、回収箱に印字された二次元コードをスマートフォ ンで読み取り、投入したPETボトルの本数をアプリ上で登録します。これにより消費者は、ブロックチェーン技術のトレーサビリティによって、自分が投入したPETボ トルが回収後にリサイクルチェーンのどのプロセスにあるのかを確認することができます。 （1）目的 使用済みPETボトルのリサイクルチェーンにおいて、トレーサビリティシステムを稼働させ、消費者行動の 変容に関する仮説およびシステムの効果検証を行い、当該システムの社会実装上の課題を抽出すること。 （2）実施時期 2022年秋以降の予定 （3）実施場所 ファミリーマートの都内一部店舗（23区内）の予定 （4）各社の役割 - 旭化成 本実証の企画設計?検証およびトレーサビリティシステム（プロトタイプ）提供 - ファミリーマート 実店舗を活用した実証実験の内容検討および実施?検証 - 伊藤忠商事、CIPS トレーサビリティシステムの社会実装に向けた支援?協業 出典：2021年7月6日旭化成株式会社プレスリリースより https://www.asahi-kasei.com/jp/news/2022/ze220706.html
- 35. 三井物産、トレーサビリティー?システムで アフリカの生産者と日本の 消費者をつなぎ、 新たなサステナブル体験を実現 アフリカのザンビアの綿花農家（生産者）と日本の消費者を双方向につなげ、新たなサステナブル体験を創出する「farmers 360° link（ファー マーズ 360°リンク）」を提供しています。これはブロックチェーン技術を活用して商品の原料の来歴を可視化するだけでなく、作り手の想いやス トーリーを消費者側に伝えることで商品価値を高め、さらにプラットフォームを通じて消費者が生産者を直接応援することもできる仕組みを提供。 https://www.ibm.com/jp-ja/case-studies/mitsui-and-co 出典：2023年9月 IBM国内事例より
- 36. キリンビールの「氷結?mottainaiプロジェクト」においてブロック チェーン導入によるサプライチェーンの可視化を実現 出典：2024年8月2日 IBMプレスリリースより https://jp.newsroom.ibm.com/2024-08-02-Kirin-Hyoketsu- mottainai-project-IBM-supply-chain-intelligence-suite シリーズ「キリン 氷結?mottainai」の第1弾として5月に発売された「キリン 氷結?mottainai 浜なし（期間限定）」の製造において、社 会貢献型商品ならではのサプライチェーンを構築し、果実の流通から製造過程の情報を見える化するため、IBMのブロックチェーン? ソリューションであるIBM Supply Chain Intelligence Suiteを活用し、果汁のトレーサビリティー?プラットフォームの導入を支援
- 38. 事例のまとめから得られる考察 協賛企業 取り組み型 活用技術 時期 概要 事例 ?大阪ガス コンソーシアム 型 Supply Chain Intelligence Suite on IBM Blockchain 2021 資源循環プラット フォーム 三菱重工 ?石塚化学産業 ?ツルオカ コンソーシアム 型 Supply Chain Intelligence Suite on IBM Blockchain 2021 資源循環プラット フォーム 三井化学 ?ライオン ?メビウスパッケージング ?富山環境整備 コンソーシアム 型 Supply Chain Intelligence Suite on IBM Blockchain 2021 資源循環プラット フォーム 旭化成 共同事業社者多数 コンソーシアム ＋自社サービス Supply Chain Intelligence Suite 2023 サプライチェーンの 可視化 三井物産 ?千曲運輸 ?インテック ?炭平コンピューターシステム コンソーシアム ＋ 自社サービス Supply Chain Intelligence Suite 2024 サプライチェーンの 可視化 キリンビール サプライチェーンの関連会社をまとめて、コンソーシアム型で進めている共通点があり、 協賛企業含めたエコシステムの確立が、プロジェクトおいて重要になることが共通点である。
- 39. まとめ：サステナビリティ経営に向けたエコシステムの実現方法 IBM Supply Chain Intelligence Suite (SCIS) Transparent Supply (TS) Hyperledger 分散台帳 データ データ ベース ERP システム サステナビリ ティ開示 これから必須となるサステナビリティ経営を実現するための、重要なプラットフォームがサプライチェーンの可視化です。 これを個別企業で実装するのは効率的ではなく、SCIS TSのパッケージをプラットフォームとして共同利用することが 効率的で、コンソーシアム型のエコシステム確立が重要となります。 IBMでは、このエコシステム確立のための特別オファーリングを提供し、促進を行っております。 ERP システム サステナビリ ティ開示 ERP システム サステナビリ ティ開示 オーナーA社 ＋ IBM B社 C社 D社 エコシステム共創
- 41. この資料に含まれる情報は可能な限り正確を期しておりますが、日本アイ?ビー?エム株式会社の正式なレビューを受けておらず、当 資料に記載された内容に関して日本アイ?ビー?エムは何ら保証するものではありません。 ワー クショップ、セッション、および資料は、IBMまたはセッション発表者によって準備され、それぞれ独自の見解を反映したもので す。それらは情報提供の目的 のみで提供されており、いかなる参加者に対しても法律的またはその他の指導や助言を意図したもので はなく、またそのような結果を生むものでもありません。 本講演資料に含まれている情報については、完全性と正確性を期するよう 努力しましたが、「現状のまま」提供され、明示または暗示にかかわらずいかなる保証 も伴わないものとします。本講演資料または その他の資料の使用によって、あるいはその他の関連によって、いかなる損害が生じた場合も、IBMは責任を負わ ないものとします。 本講演資料に含まれている内容は、IBMまたはそのサプライヤーやライセンス交付者からいかなる保証または表明を引きだすことを意 図したものでも、IBM ソフトウェアの使用を規定する適用ライセンス契約の条項を変更することを意図したものでもなく、またそのよ うな結果を生むものでもありません。 本 講演資料でIBM製品、プログラム、またはサービスに言及していても、IBMが営業活動を行っているすべての国でそれらが使用可能 であることを暗示するも のではありません。本講演資料で言及している製品リリース日付や製品機能は、市場機会またはその他の要 因に基づいてIBM独自の決定権をもっていつでも変 更できるものとし、いかなる方法においても将来の製品または機能が使用可能にな ると確約することを意図したものではありません。本講演資料に含まれている 内容は、参加者が開始する活動によって特定の販売、 売上高の向上、またはその他の結果が生じると述べる、または暗示することを意図したものでも、またその ような結果を生むもので もありません。 パフォーマンスは、管理された環境において標準的なIBMベンチマークを使用した測定と予測に基づいています。ユー ザーが経験する実際のスループットやパ フォーマンスは、ユーザーのジョブ?ストリームにおけるマルチプログラミングの量、入出 力構成、ストレージ構成、および処理されるワークロードなどの考慮 事項を含む、数多くの要因に応じて変化します。したがって、 個々のユーザーがここで述べられているものと同様の結果を得られると確約するものではありませ ん。 記述されているすべてのお客様事例は、それらのお客様がどのようにIBM製品を使用したか、またそれらのお客様が達成した結果の実 例として示されたものです。実際の環境コストおよびパフォーマンス特性は、お客様ごとに異なる場合があります。 IBM, IBM ロゴ、ibm.com, は、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。 他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。 現時点での IBM の商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtmlをご覧ください。