ひとことで1 人1 台端末環境といっても、同一機種か否か、個人所有か学校所有か、各自に管理を任せるか学校側が管理するか等によって様々なバリエーションが考えられる。
海外事例で1:1(one to one)と呼ばれるものは、Nicholas
Negroponte によるOLPC(One Laptop per Child)プロジェクトを背景としており、基本的には同一機種を提供するが、学習者の日常的個人利用を前提としている。一方、家庭から学校への機材持ち込みを積極的に認めるBYOD(Bring Your Own Device)のスタイルも存在する。これら端末環境構成に関するポリシーの違いが、各国で大きく異なる事は実に興味深い。そこで主に北欧での調査をもとに我が国との環境整備と活用方法を比較考察する。