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国大図协シンポジウム分科会20150128ブログ用
Jan 30, 2015
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国大図协シンポジウム分科会20150128ブログ用
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础尝セミナー2014年度第5回20150320で発表したものです。 最後のスライドの「私(図書館員)が考える図書館員」の箇所で、学生に見える存在になるのか(ex. Embedded librarianshipのように学生たちがいるところ、学習がおこなわれているところにどこへでも飛んでいく)彼らからは見えなくてもいいのか(ex. 調査に基づいて学生のための環境や資料を整える、彼らが図書館に来なくても=どこにいても資料にアクセスできるようにすることに尽力する)という話はどちらがいいということではありません。
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平成26年度国立大学図書館協会関東甲信越地区協会セミナー 「10年後の大学図書館を考える」事例報告資料 平成27年2月13日(金) 筑波大学東京キャンパス文京校舎 基調報告 「大学図書館の課題と10年後の私たち」 ○ 鈴木 雅子(静岡大学附属図書館 図書館情報課長) http://www.slideshare.net/aobato/20150213-44627760 事例報告1 「我々がなすべき学習支援とは何か」 ○ 野中 雄司 (北海道大学附属図書館 利用支援課 学習支援企画担当) http://www.slideshare.net/nonakayu/v11-44778073 事例報告2 「オープンアクセスとSCOAP3 -フォロワーとしての経験から-」 ○ 金藤 伴成 (東京大学附属図書館 情報サービス課 相互利用係長) http://www.slideshare.net/kinto_t/26-44763847 事例報告3 「研究支援について」 ○ 天野絵里子 (京都大学学術研究支援室 特定専門業務職員) http://www.slideshare.net/amanoeriko/20150213-44689889
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2018年10月30日図书馆総合展「オープンサイエンス、どこからどう手をつけるか?:闯笔颁翱础搁の中长期戦略」~千叶大学における学生向け搁顿惭教材作成(実践例)~
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コクヨ株式会社主催2016/12/10に立正大学で開催されたラーニングコモンズセミナーでの発表 http://www.ris.ac.jp/library/osaki/about/year_2016/20161209.html 当日のレポート https://www.kokuyo-furniture.co.jp/manabi/topics/post_13.html
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学生の情報探索行動の実態調査 実施報告
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川村路代. 学生の情報探索行動の実態調査 実施報告 [2015年度] 第4回 情報リテラシー教育支援ワーキンググループ勉強会「北大生の学習?情報利用行動を把握せよ!」 全体プログラム及び他発表へのリンク:http://www.slideshare.net/nrefhulib/20154-wg 平成27年3月4日(金) 13:00 - 16:30 @北図書館セミナールーム 北海道大学附属図書館 情報リテラシー教育支援WG主催
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平成27年2月27日 第3回勉強会(北海道の大学図書館職員を中心とした有志による勉強会) 北海道大学附属図書館 大会議室 (平成27年2月13日:平成26年度国立大学図書館協会関東甲信越地区協会セミナー「10年後の大学図書館を考える」の事例報告「我々がなすべき学習支援とは何か」に加筆修正したもの) [勉強会のページ] https://sites.google.com/site/since20141203/home/3 河野さんの http://www.slideshare.net/yukarikono188/ss-45308726 とセット。
図書館不安について : 第62回北海道地区大学図書館職員研究集会発表
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1.
学生が何をどのように 勉強しているかを知るには? -Yaleでの調査報告- 千葉大学附属図書館学術コンテンツ課 谷 奈穂 平成26年度国立大学図書館協会シンポジウム 分科会(名古屋大学附属図書館 2015.1.28)
2.
自己紹介 ?千葉大図書館亥鼻分館(医学系)勤務 ?就職4年目(分館勤務は1年目) ?2013年~利用者調査(次スライドで説明)のプ ロジェクトに参加 ?2014年10月、Yale、UMassに海外派遣 (H26年度国立大学図書館協会海外派遣事業) 今回、谷はYaleでの見聞から 考えたことについて話をします。
3.
千葉大学、アカデミック?リンク?センター での利用者調査 (2013年度第5回ALCセミナープログラムより) 1.千葉大生の学習状況?学習時間?学習環境利用の現状 :学生アン ケート調査からみた学習状況分析 2.新しい学習環境とコンテンツは、どのように行動に結びついたか : フォーカス?グループ?インタビュー 3.新しい学習空間はどのように利用されているか:定点観測カメラ調 査 4.新しい学習空間で資料はどのように利用されているか
:館内での 資料利用調査 (授業資料ナビ、ブックトラック調査 5.『学習』を促す「環境」?「コンテンツ」?「サービス」とは? :学生撮影 写真とインタビュー(フォトボイスインタビュー)にみる『学習』の広がり 谷は2と5に参加 セミナー記録へのリンク http://alc.chiba- u.jp/seminar/report2013_05.html
4.
Q.学生が何をどのように 勉強しているかを知るには? ↓ A.学生にきく
5.
?学生にきく ↓ ?学生が何をどのように 勉強しているかを知る
6.
↓ ?学生にきく ↓ ?学生が何をどのように 勉強しているかを知る ↓
7.
?問いを立てる ↓ ?学生にきく ↓ ?学生が何をどのように勉強しているかを知る ↓ ?図書館ではどうすればいいか考え、実践する
8.
?問いを立てる ↓ ?学生にきく ↓ ?学生が何をどのように勉強しているかを知る ↓ ?図書館ではどうすればいいか考え、実践する
9.
?ガイダンスに人を集めたい ?データベースを使いこなしてほしい ?企画展示に来てほしい ?論文をすぐに探せるようになってほしい ?図書館でものを食べないでほしい …んだけど、どうしよう? 学生の人、どう思うー? 図書館の人 問いを立てる
10.
問いを立てる 学生の人 知らん。
11.
?図書館の中だけの問題になっている ?図書館のための質問になっている ?学生を変えようとしている 問いを立てる
12.
?うちの●○分野の院生って ほかの分野と比べて修了遅いな… ?◇◆学部の就職率が年々落ちてる… ?全学のアンケート見ると、 大学に勉強スペースが少ないって 意見が一年生に多いな… なんでだろう?学生にきいてみよう。 図書館としてできることは何かな? 図書館の人 問いを立てる
13.
?学生や大学全体についての問題を考えている ?図書館を変えようとしている 問いを立てる
14.
?問いを立てる ↓ ?学生にきく ↓ ?学生が何をどのように勉強しているかを知る ↓ ?図書館ではどうすればいいか考え、実践する
15.
?うちの●○分野の院生って ほかの分野と比べて修了遅いな… ?◇◆学部の就職率が年々落ちてる… ?全学のアンケート見ると、 大学に勉強スペースが少ないって 意見が一年生に多いな… 学生の人、なんでだと思うー? 図書館の人 学生にきく
16.
学生の人 (まあ確かにそう思うこ とはあるけど…) よくわからん。 学生にきく
17.
?「なぜ?」に対する答えを考えるのは学生では なく自分(=ここでは図書館の人)。 ?あくまでそのための材料として「学生が何をど のように勉強しているかを知る」。 ?学生に聞くのは「あなたは、普段、何をどう やって勉強しているのか?」 (×図書館をどのように使っているのか) 学生にきく
18.
?問いを立てる ↓ ?学生にきく ↓ ?学生が何をどのように勉強しているかを知る ↓ ?図書館ではどうすればいいか考え、実践する
19.
学生に「あなたは、普段、何をどうやって 勉強しているのか?」を聞く ↓ 学生の発言を分析する ↓ 学生が困っていること、不満に思っている こと、便利に使っているもの、不足してい るもの…などなどを発見する 学生が何をどのように勉強しているか を知る
20.
どうやって? ?アンケート(量的調査)だけ? ?インタビュー(質的調査)だけ? →併用する。 学生が何をどのように勉強しているか を知る 調査手法によって 調べられる事柄は違う。
21.
誰が? ?図書館員だけ? +調査(≠図書館情報学)のプロ(質問のつくりかた、質問 の仕方、分析の仕方) +図書館員以外の人(他の人の目、図書館だけの調査で はなくなる) ?「大学全体」についての問い→得られる結果は大学全体に かかわること→関係する学内他部署(学務、情報…)の人も 最初から調査に関わっていれば、改善できる項目が多くな る(図書館だけで解決しようとしない) 学生が何をどのように勉強しているか を知る
22.
?問いを立てる ↓ ?学生にきく ↓ ?学生が何をどのように勉強しているかを知る ↓ ?図書館ではどうすればいいか考え、実践する
23.
調査が終わればそれで終了? ?結果をふまえて何かを変えること →学生にとって「改善された」と感じなけれ ば信頼されなくなる。 図書館ではどうすればいいか考え、実 践する
24.
? @Yale Interview
with Ms. Denise HERSEY 問いを立てる →人文科学の博士課程学生 (Ph.D.h)の課程の修了が他 の分野と比べて遅いようだ。 なぜこのようなことが起こっ ているのか?図書館として 何かできることは?
25.
? (調査メンバー)図書館員11人+人類学者(Nancy Fries Foster)。 ?
(対象)Ph.D.h 33人 ? (手法)事前アンケート+インタビュー。 ? (分析)定期的にミーティングを行い、発言につい て分析。 調査の概要
26.
? (対象の募集方法)学部長から学生にアナウンスしてもら い、興味のある学生を集めた。謝礼あり。 ? (調査メンバー)人類学者のNancy
Fried Fosterからは調査 方法や質問の作成の仕方、質問の仕方についてレク チャー(丸2日)を受けた。全員こうした調査は初めて。 ? (調査手法)基本情報について事前にオンラインでアン ケート。その後1人1時間程度のインタビュー。結果は書 き起こし、セクションごとに切り取り、カード化して整理。結 果を分析するために毎週ミーティング。 ? グループのみで資料の共有ができるソフトウェアを利用し てインタビュー情報等の共有をおこなう。 ? 個人情報保護については、各データにコードを付与して 個人が特定できないようにしている。 もっと具体的に
27.
? 学生は自宅で勉強することを好む ? 春季休業中、学部生がいない時期(=大学院生が集中 できる時期)に図書館が早く閉館する ?
学生たちはデータベースで論文を検索するよりも、他の 人の論文や本の章からの引用文献を探す傾向がある。 ? 調査のために海外へ行く必要がある。準備やその後の まとめも含め多くの時間と労力がかかる。 ? 博士論文執筆前に十分なトレーニングを受けられていな い状態でいきなり大部な論文を書かなくてはならない。 調査の結果(一部)
28.
? 学生は自宅で勉強することを好む →自宅にいながら資料が入手できるようにするには? ? 春季休業中、学部生がいない時期(=大学院生が集中できる時 期)に図書館が早く閉館する →開館時間を見直す? ?
学生たちはデータベースで論文を検索するよりも、他の人の論文 や本の章からの引用文献を探す傾向がある。 →より実態に即したガイダンスを考える? ? 調査のために海外へ行く必要がある。準備やその後のまとめも含 め多くの時間と労力がかかる。 →海外渡航への相談に乗る? 結果を受けて(図書館ではどうすればいい か考え、実践する) ここに「→」で書いた解決策案 は谷が考えたもの。 Yaleでは検討中とのことでした。
29.
? @Yale Interview
with Ms. Emily FERRIGNO 問いを立てる →School of music(SoM)の学 生はどんなサービスを必要と しているのか?図書館として 何ができるのか?(学生に とって必要な存在でありた い)
30.
? (調査メンバー)図書館員1人(Emilyのみ)+SoM の学生3人。 ? (対象)SoMの学生40人 ?
(手法)事前アンケート+インタビュー(インタビュ アーは学生のみ)。 ? (分析)学生たちとミーティングを行い、学生の発 言について分析。 調査の概要
31.
調査の結果(一部) ? 図書館の資料はあまり使わない。 ? そもそも図書館にあまり来ない。楽器を演奏する場所も スコアを印刷する機械もないので、滞在しない。 ?
むしろ厂辞惭のラウンジでくつろいでいることが多い。
32.
? 図書館の資料はあまり使わない。 →2階にあった雑誌を1階に移動。学生たちはその存在に気がつ き、手にとって見るようになった。 ? そもそも図書館にあまり来ない。楽器を演奏する場所もスコアを印 刷する機械もないので、滞在しない。 ?
むしろ厂辞惭のラウンジでくつろいでいることが多い。 →図書館内にもラウンジのスペースを準備 →学生を図書館にひっぱってくるのではなく、図書館員自身が SoMに出向いてリソースの紹介などをおこなうEmbedded librarianshipを計画中 結果を受けて(図書館ではどうすれば いいか考え、実践する) ここに「→」で書いた解決策は 実際にYaleでやっていること。
33.
?問いを立てる (「学生」「大学」に目を向ける) ↓ ?学生にきく (学生自身のことをきく) ↓ ?学生が何をどのように勉強しているかを知る (調査にはプロの手と図書館員以外の目) ↓ ?図書館ではどうすればいいか考え、実践する (調査だけに終わらない) その調査は何のため(=学生 のため、図書館を変えるため) のものか、忘れないこと。