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ハワイ輪読会
NID-SLAM: Robust Monocular SLAM using Normalised
Information Distance
2017年7月8日 @OZ_Z_C
2017/7/8 ハワイ輪読会 NID-SLAM 1
自己紹介
?@OZ_Z_C (twitter)
? 某企業研究所所属
?経歴
?学生時代~2014/3
?画像符号化方式の研究、H.264 encoderの開発、など
?2014/4~2016/3
?Ethernet switchの開発
?2016/4~
?CV的な研究テーマ(広く浅く???)に従事
よろしくお願いします!
2017/4/8 CV勉強会@関東 CV最先端ガイド6 幾何学的推定のための最適化手法 2
サマリ
?今回読んだ論文
?NID-SLAM: Robust Monocular SLAM using Normalised Information Distance
?http://www.robots.ox.ac.uk/~mobile/Papers/2017CVPR_pascoe.pdf
?どんな論文?
?基本的にはLSD-SLAMをベースにしている
?カメラ姿勢?Depth推定にNIDという評価関数を導入
?疎密探索にヒストグラムピラミッドを使用(今日は割愛)
?照明環境や天候による見えの変化にロバストに
?感想
?SLAMにNIDを導入したという新規性が全て?
?残課題はいろいろあり
?Depth推定の初期値依存、演算量、Loop Closeの方法、etc.
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研究の位置づけ
?Monocular Visual SLAMの従来手法
?非直接法 (e.g. ORB-SLAM)
?特徴点マッチングを用いてカメラ姿勢とMapを推定
?ある程度ロバスト性はあるが、屋外で照明環境や天候が大きく変化するとつらい
?直接法 (e.g. LSD-SLAM)
?画素値そのものや勾配強度の差が小さくなるようにして推定
?照明環境が変化しないことを前提にしている
?得意なシーンは屋内と屋外の短時間での変化に限られる
?提案手法
?相互情報量 (mutual information : MI) をSLAMに適用
?カメラ運動推定とDepth推定を照明環境や天候の変化にロバストに
?別の日に同じところに来た時にも、同じところだと認識できるイメージ
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提案手法
?Photometricな手法(≒LSD-SLAM)にNIDを使った手法を導入
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?NID: Normalised Information Distance
?結合エントロピーと周辺エントロピーの例(from Wiki):
?1~8の整数 (2,3,5,7を素数とする)
NID
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結合エントロピー 周辺エントロピー
偶数 奇数
素数 1/8 3/8
素数以外 3/8 1/8
? ?
? ?
? ? = ?2 ×
1
2
log
1
2
= 1[bits]
? ?, ? = ?2 ×
1
8
log
1
8
? 2 ×
3
8
log
3
8
≈ 1.8[????]
? ? = ?2 ×
1
2
log
1
2
= 1[bits] ※ここではlogの底は2
?NID: Normalised Information Distance
?NIDは0~1の値をとる:
?XによってYが一意に決まる(YがXの関数)場合
?XとYが独立の場合
NID
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結合エントロピー 周辺エントロピー
? ? = ? ? = ? ?, ?
? ? + ? ? = ? ?, ?
???NID=0
???NID=1
NID Tracking
?やりたいこと
?現在のフレーム??と参照フレーム(キーフレーム) ??間の姿勢変化?の推定
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? Photometric ? NID
NID Tracking
?やりたいこと
?現在のフレーム??と参照フレーム(キーフレーム) ??間の姿勢変化?の推定
?どうやって?
?NIDを?で微分できる形にして、勾配法的に最適化
??の初期値はPhotometricな手法で求める(最初のKeyframeのみ?)
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NID Tracking
?NIDの計算方法
?(恐らく)まず普通に? ?,?を求める
?勾配強度のヒストグラムを作成して確率を算出
??, ?はヒストグラムのbinのindexを表す
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?NIDの計算方法
?(恐らく)まず普通に? ?,?を求める
?キーフレームのDepthの確からしさを確率に加算
??は二次元の3次B-spline関数
?これによって2回微分可能になる(?)ので勾配法が使えるようになるらしい???
??が連続はわかるが、元の? ?,?は不連続では????(よくわかりませんでした)
Depthの分散:
分散小(確からしい)のとき
→確率大、NID小となる
NID Tracking
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NID Tracking
?なぜNID?(論文には理由の記載はなし)
?二つの事象の関連(共起性?)が大きいほどNIDは小さくなるはず
?照明環境の変化で画素値、勾配のヒストグラムが変化しても、うまくその対応
を見つけられることを期待?
?ヒストグラムの形(画素値の大小関係)は変わらないことが前提?
?実際は必ずしもそうでないと思うので、うまくいっていないシーンがある?(実験結果参照)
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?
NID Depth Map Update
?やりかたは基本的にTrackingと同じ
?NIDをDepthで微分して、勾配法的に最適化
?課題
?良い初期値がないとうまく収束しない
?LSD-SLAMでは、Depthをランダムに初期化→つらい
?現状は、最初のKeyframeはPhotometricな手法のみでDepthを推定
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性能評価
?New Tsukuba Dataset(屋内)、Oxford Robot Car Dataset(屋外)
?いずれも、異なる照明?天候環境で同一ルートを撮影したもの
?試験は二周一組。一周目のシーンと、二周目のシーンを異ならせて、二周目
の位置推定結果が一周目とどれくらい一致するか(※)を確認。
※距離誤差0.5m以内のフレームが何%か
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性能評価
?ORB-SLAMは100%もあれば10%未満も多くぶれが大きい
?LSD-SLAMは50%程度のものが多い
?LSD-SLAMは露光補正を追加して試験している
?NIDは大体80%くらいは達成できている
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性能評価
?Nightを除く5シーンで、一周目のTrackingが完全にできたのはNIDのみ
?(露光補償は入れているが)LSDはどのシーンでも短い区間しか推定できな
かった
?ORBはRainのシーンでTracking失敗。雨滴がレンズについてぼけてしまってい
るのが原因
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サマリ
?今回読んだ論文
?NID-SLAM: Robust Monocular SLAM using Normalised Information Distance
?http://www.robots.ox.ac.uk/~mobile/Papers/2017CVPR_pascoe.pdf
?どんな論文?
?基本的にはLSD-SLAMをベースにしている
?カメラ姿勢?Depth推定にNIDという評価関数を導入
?疎密探索にヒストグラムピラミッドを使用(今日は割愛)
?照明環境や天候による見えの変化にロバストに
?感想
?SLAMにNIDを導入したという新規性が全て?
?残課題はいろいろあり
?Depth推定の初期値依存、演算量、Loop Closeの方法、etc.
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fin.
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