患者報告アウトカム(patient-reported outcome, PRO)は、quality of life (QOL)や満足度を含む概念であり、健康状態や治療に対する患者自身による評価を指す。患者の視点からの評価という点で、従来の合併症率など医療提供者の視点からの評価を補完しうる。特に形成外科の治療の多くが、機能とともに患者のQOLを改善させることが本質的な目的であることから、治療から生じるコスト?侵襲を正当化するためにも、PROは重要な評価指標となりえる。外科系学会社会保険委員会連合でも、手術の新たな評価指標としてPROを取り入れて、診療報酬の改定に反映させる試みが行われている。PROは抽象的な概念であり、現在は曖昧な用語として頻用されているが、計量心理学的な手法によりその構成要素を明確化させ、客観的に点数化することが可能となっている。本講演では、形成外科におけるPRO研究の基礎、現況と課題につき紹介する。
治療成績の適切な評価基準が少ない形成外科領域における新しい方法として、また新しい研究テーマとして、多くの先生方に興味を持っていただきたいと考えています。
Sniff vs Ramp position for Tracheal intubationYohei Okada
?
このスライドは、以下の論文の解説です。
Ramped versus sniffing position for tracheal intubation: A systematic review and meta-analysis. Am J Emerg Med. 2020
この論文では、気管挿管の姿勢としてRamp positionとSniffing positionを比較したランダム化比較試験のシステマティックレビューとメタ解析を行っています。
患者報告アウトカム(patient-reported outcome, PRO)は、quality of life (QOL)や満足度を含む概念であり、健康状態や治療に対する患者自身による評価を指す。患者の視点からの評価という点で、従来の合併症率など医療提供者の視点からの評価を補完しうる。特に形成外科の治療の多くが、機能とともに患者のQOLを改善させることが本質的な目的であることから、治療から生じるコスト?侵襲を正当化するためにも、PROは重要な評価指標となりえる。外科系学会社会保険委員会連合でも、手術の新たな評価指標としてPROを取り入れて、診療報酬の改定に反映させる試みが行われている。PROは抽象的な概念であり、現在は曖昧な用語として頻用されているが、計量心理学的な手法によりその構成要素を明確化させ、客観的に点数化することが可能となっている。本講演では、形成外科におけるPRO研究の基礎、現況と課題につき紹介する。
治療成績の適切な評価基準が少ない形成外科領域における新しい方法として、また新しい研究テーマとして、多くの先生方に興味を持っていただきたいと考えています。
Sniff vs Ramp position for Tracheal intubationYohei Okada
?
このスライドは、以下の論文の解説です。
Ramped versus sniffing position for tracheal intubation: A systematic review and meta-analysis. Am J Emerg Med. 2020
この論文では、気管挿管の姿勢としてRamp positionとSniffing positionを比較したランダム化比較試験のシステマティックレビューとメタ解析を行っています。
9. 医療技術のパラダイムシフト
? 経験に基づく医療(2000年以前まで)
? 論拠に基づく医療(Evidence based Medicine:EBM)
Sackett DL, Straus S, Richardson SR,Rosenberg W, Gray JA, Haynes RB:Evidence-Based Medicine: How to
Practice and Teach EBM. Churchill Livingstone, London, UK, 2000
科学的に検証されたデータに基づいて医学上の診断や治療を選択する
? 価値に基づく医療(Value-based Medicine:VBM)
Brown MM, Brown GC, Sharma S. Evidence based to value-based medicine. AMA Press,
USA, 2005
臨床の論拠中心から医療の価値を評価して最善の医療を実践しようとする価
値に基づく医療
14. イメージングバイオマーカを利用する
検出可能な生物学的特徴として、画像特徴をイメージングバイオマーカと
称する
”Some of the imaging biomarkers used in lung nodule
assessment include size, spiculation, calcification, cavitation,
location within the lung, rate of growth, and rate of metabolism.
”
イメージングバイオマーカの計測精度維持(ばらつきを低減)、再現性と一
貫性を担保/管理し、正確かつ信頼性のあるデータの提供と管理を行う。
28. DICOM data from
facilities
(Hospitals)
Imaging
Procedure (CT,
MRI, PET
parameter
conditions)
Image Quality
Test using
Phantom
First Server
First Image
Sever is
managed by
PACS
company
Dicom Cleaning and
Normlization (KeyStone
Engine)
Automatic
Routing
(DICOM select
And Transfer)
Taiwan: tWAN
Biotech Company
Lesion management software (mint Lesion
2.0.2) RECIST1.1, irRC, Choi, Cheson2007,
PERCIST etc.
Japan: LISIT Co.Ltd.
Korea, Singapore imaging
CRO
Taiwan, Korea, Japan Asian Grobal Cloud
Storge
Taiwan, Korea, Japan
Resultant Storge
Segment:
PDF approved report,
ROI-DB and Data.
CRO company
Technical partner
37. NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology-Colorectal Cancers-
Transcript: Therapy for Advanced Diseaseから引用
http://www.medscape.org/viewarticle/584964_8
Waterfall Plotによる効果の評価の例
野生型:遺伝子に変異がない型
Change From Baseline(%)=max(value at each date-baseline value)/baseline value ×100
38. 国産初の世界レベル経口抗癌剤
S-1(エスワン)の開発ストーリー。
白坂哲彦著:エビデンス社
Ann Oncol. 2010 Apr;21(4):766-71. doi:
10.1093/annonc/mdp371. Epub 2009 Oct 14.
Phase II study of S-1 plus leucovorin in
patients with metastatic colorectal cancer.
Koizumi W, et.al.
Koizumi W et al. Ann Oncol 2009;21:766-771
Kaplan–Meier curve of
overall survival.