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第2回 ?一過性意识障害, 失神?清水 真人?
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中毒诊疗にまつわるエトセトラしーちゃん ?
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整形外科プライマリーケア 頚椎の评価
- 4. 頚椎症 30 歳以上であれば頸椎 Xp にて何らかの異常所見を認める 骨の変形?椎間板の変性が頚部の痛みの原因となることがある ただし症状の重症度と Xp 変化が高度であることには関連がない
- 9. 筋力テストと神経根 C4 :肩をすくめることが出来ない C5 :肩関節の外転運動が出来ない 肘を曲げることが出来ない C6 :手関節が背屈できない 母指と示指の対立障害 C7 :手関節が掌屈出来ない C8 :指の外転障害 ただし C5-7 は個人差が大きく?またそれぞれが相互に影響しあっていることに留意
- 13. 脊髄損傷 日本では毎年約 5,000 人の脊髄損傷患者が発生している 鈍的外傷における頚椎損傷の確率は 0.9% ~ 5% といわれている 頚椎損傷における神経損傷の合併を避けるためには迅速かつ適切な診断が必要となる
- 14. 頚椎 X 線写真の必要性 NEXUS trial 頚正中部の圧痛なし 限局性神経欠損なし 注意力正常 中毒なし 有痛性の錯乱状態になるような傷害なし この5つの診断基準において,鈍的外傷を負った後に頚椎の X 線撮影を受けた 34,069 例の患者において検討 (Hoffman et al;NEJM 2000)
- 15. NEXUS trial の結果 頚椎損傷であった 818 例のうち、 8 例を除いたすべての患者を鑑別することができた 感度は 99.0% 、特異度は 12.9% この決定手段によって頚椎損傷の可能性はありそうにないと分類された患者のうち、重要な損傷があった患者は 2 例のみ 感度は 99.6% 、特異度は 12.9% 医療訴訟の可能性をわずかでも避けたいなら撮像したほうが無難
- 17. 異常な X 線像を見たら 神経脱落症状を認めたら X 線検査の結果に関らず整形外科医をコール 撮影方法が不適切であれば再度撮影するかもしくは異なる撮影法を実施 頚椎正面?側面?開口位に加え 3mm スライスの CT 撮影を追加することで頚椎損傷の感度が 100 %となる (Borock et al:JTrauma 1991)