First part shows several methods to sample points from arbitrary distributions. Second part shows application to population genetics to infer population size and divergence time using obtained sequence data.
5. グラフと複体 グラフ
(単純無向)グラフ G とは, 頂点集合 V と辺集合 E で与えらえれるもの. これ
を G = (V, E) と書くこととする.
Figure: 頂点数 10 のグラフ
Remark
? 単純とは, 多重辺と自己ループを含まないということ
? 無向とは, 辺には特別な向きがないということ
? s.t.@simizut22 5
6. グラフと複体 高次元への拡張
G = (V, E) をグラフとする. G の頂点 x, y, z がどの 2 点も辺を張る時面を張る
として, 面全体の集合 F を定義する. これにより定まる K = (V, E, F) を G の旗
複体(の 2-骨格)という.
(a) グラフ G (b) 旗複体 K(G)
? s.t.@simizut22 6
7. 位相不変量
グラフ G の旗複体 K に対し,
? G の連結な極大の部分グラフ(の旗複体)をそれぞれ連結成分という.
? 連結成分の個数 β0 を 0 次 Betti 数とという.
? G の閉路を K のサイクルという.
? いくつかの面の境界の和で与えられるサイクルとバウンダリーという.
? K のバウンダリーでないサイクルで, 線形独立なものの個数 β1(K) を 1 次
Betti 数という.
Remark
β0(K), β1(K) は連続変形(ホモトピー)で不変な値であり, いわゆる位相不変量になって
いる. したがって,
旗複体 K1, K2 に対し, β0 または β1 が異なる =? K1, K2 は位相的に異なる
という分類ができる.
? s.t.@simizut22 7