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建築構法 網野研究室 / Building Construction Study, Prof. Amino ?
The document discusses sustainable housing and habitat design. It proposes a mobile wall system using parallel bearing beams, grid rails, and ball bearings to allow customizable interior layouts. The system aims to create adaptable, energy-efficient living spaces. The architect's role is to suggest such solutions to developers and influence more sustainable construction that considers future generations and environmental impacts.
2. 研究の背景
木造率
建築物全体：43.1%
公共建築物：8.3%
「公共建築物における木材の利用の促進に関する法律」成立
木造公共建築物の概算建設費は資料が少なく不明確
木造建築は建築費が高いとの印象を受ける
3. 构法の违いによる総工费の比较
図1 延床面積（3000㎡以下）－単位面積あたり建築費
財団法人日本木材総合情報センターホームページ
公共施設等の木材利用推進マニュアル（改訂版）より抜粋
木造では面積効果を期待できないのであろうか？
4. 研究の目的
規模の拡大によるコストの変化の考察
一定の規模における木材コストの指標を示す
コストの算定方法
６つのモデルプランを立て、それぞれのコストを算定
算定するコストの範囲は構造材のみ
5. モデルプランの設定
プランの規模
居室規模の2.7m×3.6mを基準とし、その2倍、3倍の規模
各プラン1階建てと2階建てのパターンを設定
Plan A 2.7m×3.6m － 事務室程度
Plan B 5.4m×7.2m － 小学校の教室程度
Plan C 8.1m×10.8m － 大型会議室程度
各プランの階高:2.7m（公共建築物の室として使用するため）
6. 平面図 1階建て断面図 2階建て断面図
根太4 5 ×10 5 @4 50 梁1 20 ×1 20
225
2925
2700
根太4 5 ×10 5 @3 00 梁1 20 ×2 10 桁1 05 ×1 05
根太4 5 ×10 5 @4 50 梁1 20 ×1 20 桁1 05 ×1 05 2F
315
225
6440
Plan A
3015
柱1 05 ×1 05 柱1 05 ×1 05
2925
2700
2700
0
270
3425
根太4 5 ×45 @ 30 0 根太4 5 ×45 @ 30 0
大引9 0 ×90 @ 90 0 1F 大引9 0 ×90 @ 90 0 土台1 0 5×1 0 5
1F 土台1 0 5×1 0 5
0
180 0
180
500
500
0
360
GL GL
1 80 0 1 80 0 1 80 0 1 80 0
3 60 0 3 60 0
根太45×105@450 梁150×210
315
3015
2700
Plan B 根太45×105@450 梁150×210
桁105×105
2F 根太45×105@300 梁150×360 桁120×120
465
315
6680
5 40 0
3015
3165
2700
2700
3515
柱105×105 柱120×120
1F 土台105×105 大引90×90@900 根太45×45@300 1F 土台120×120 大引90×90@900 根太45×45@300
500
500
GL GL
1 80 0 1 80 0 1 80 0 1 80 0
7 20 0 1800 1800 1800 1800 1800 1800 1800 1800
7200 7200
根太45×105@450 梁150×300
405
3105
2700
Plan C 根太45×105@450 梁150×300
2F 根太45×105@300 梁150×550 桁120×120
8100
桁120×120
6960
655
405
3355
3105
2700
2700
3605
柱120×120 柱150×150
1F 土台120×120 大引90×90@900 根太45×45@300 1F 土台120×120 大引90×90@900 根太45×45@300
500
500
GL GL
1800 1800 1800 1800 1800 1800 1800 1800 1800 1800 1800 1800
1800 1800 1800 1800 1800 1800
10800 10800
10800
7. 材の断面の算定方法
柱?梁 ： 断面算定→許容応力度設計法
土台?桁 ： 柱と同じ断面 （120角を超える場合は120角）
根太 ： 1階床 45mm×45mm
2階床?屋根 45mm×105mm
大引 : 90mm×90mm
壁 ： 壁量計算による（簡易設計のため）
8. コスト算定の考え方（资材费のみ）
一般材：KD（人工乾燥材）を使用
集成材：120角で6m以下は7万円/㎡、6mを越えるものは10万円/㎡
150角で6m以下は9万円/㎡、6mを越えるものは11万円/㎡
壁：構造用合板と、合板の間に入れる間柱の価格を合わせた資材価格
9. 各プランの断面
1階建て 2階建て
柱 梁 柱 梁
120×120
Plan A 105×105 120×120 105×105
120×210
150×210
Plan B 105×105 150×210 120×120
150×360
150×300
Plan C 120×120 150×300 150×150
150×550
黒字：一般材
赤字：集成材
10. 各プランの価格
Plan 全部材価格 面積 円/㎡
A(1階) 74,078 9.72 7621
A(2階) 130,488 19.44 6712
B(1階) 231,514 38.88 5955
B(2階) 514,040 77.76 6611
C(1階) 610,032 87.48 6973
C(2階) 1,446,881 174.96 8270
11. 部材による価格の比较
土台 ?Planで比較した場合
円/㎡
2500
2000
面積：4倍、9倍
1500 材本数：2倍、3倍
1000
?階で比較した場合
500
0
面積：2倍
A(1階) A(2階) B(1階) B(2階) C(1階) C(2階)
Plan
材本数：1倍
円/㎡
根太 ?Planで比較した場合
520
500 面積：4倍、9倍
480
材本数：3.8倍、8倍
460
440 ?階で比較した場合
420
面積：2倍
400
A(1階) A(2階) B(1階) B(2階) C(1階) C(2階)
Plan
材本数：1.6倍（断面大）
12. 円/㎡
大引 ?Planで比較した場合
900
800
700
面積：4倍、9倍
600
500 材本数：4.7倍、11倍
400
300 ?階で比較した場合
200
100
0
面積：2倍
A(1階) A(2階) B(1階) B(2階) C(1階) C(2階)
Plan 材本数：1倍
桁 ?Planで比較した場合
円/㎡
700 面積：4倍、9倍
600
500 材本数：2倍、3倍
400
300 ?階で比較した場合
200
100
面積：2倍
0
A(1階) A(2階) B(1階) B(2階) C(1階) C(2階)
材本数：2倍
Plan
（Plan B 断面大）
13. 円/㎡
柱 ?Planで比較した場合
1800
1600
1400
面積：4倍、9倍
1200
1000 材本数：1.7倍、2.3倍
800
600
400
?階で比較した場合
200
0 面積：2倍
A(1階) A(2階) B(1階) B(2階) C(1階) C(2階)
Plan 材本数：2倍
（Plan B、Plan C 断面大）
円/㎡
壁 ?Planで比較した場合
1600
1400 面積：4倍、9倍
1200
1000
800
壁数：1倍、2倍
600
400 ?階で比較した場合
200
0 面積：2倍
A(1階) A(2階) B(1階) B(2階) C(1階) C(2階)
Plan 壁数：2倍、3倍、2.5倍
14. 梁 ?Planで比較した場合
円/㎡
6000
面積：4倍、9倍
5000
4000 材本数：1.7倍、2.3倍
3000
2000
1000
?階で比較した場合
0 面積：2倍
A(1階) A(2階) B(1階) B(2階) C(1階) C(2階)
Plan 材本数：2倍
断面大きくなる、集成材を使用
15. 全部材価格
円/㎡
9000
壁価格
8000
7000 梁価格
6000
柱価格
5000
桁価格
4000
大引価格
3000
2000 根太価格
1000 土台価格
0
A(1階) A(2階) B(1階) B(2階) C(1階) C(2階)
Plan
ある程度の規模までは面積効果を期待できる
一定の規模を超えると面積効果は期待できない
